第30話

昔 お爺さんとお婆さんの家の近くには大きな木がありました。その大きな木の枝の上に1人の少年がいました。その少年は名前を桃太郎と言いました。

ある日、お使いで街まで行く途中、桃が落ちていたのを見つけ拾って帰りました。

家に帰るとお父様は桃を見て喜びました。

「よくやった。これは良い桃だ」

早速お母様に剥いてもらい桃を食べました。

ある日家をカニが訪問してきました。

話を聞くと猿に嫌がらせを受けているとの事。

懲らしめてやろうと思い

鳥、犬、雉、臼に相談する。

「あいつらをやっつけてやらないか?」

「もちろんやりますとも!」

3人で作戦会議をする。

「じゃあ明日決行だ!」

翌日 朝早くから3人で出かけました。

まずはサルを誘い出すために山へ行きました。

「やい!お前がこの辺りで一番えらいんだろ?出て来い」

「うるさいな。誰だおまえらは?」「俺たちは桃太郎だ」

「はぁ〜?」

「いや、だから俺がそのももたろうだと言っているだろうが!」

「なにを言っている!証拠はあるのか!?」

「しょーこぉ〜」

困っていたその時、 キジと犬とカメが現れました。

「助けに来たぞ。早く乗れ。逃げるんだよォオオ!!」

みんなで逃げました。

めでたしめでたし?

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