第28話

むかしむかし 鬼ヶ島というところにとても恐ろしい怪物が居ました。

その名を酒呑童子と言いました。そして茨木童子と星熊勇儀という3人組でしたがそこに1匹の小さな犬が現れました。

その小ささを利用して2人を騙します。

そして2人を眠らせてしまったので その間にお姫様を助けました。

そして目を覚ました2人は 怒り狂い、暴れます。

その強さは他の者の追随を許さないほどでした。

そこで犬は2人に提案します。

「2人とも俺のペットにならないかい?」

「なに?どういうことだ?意味がわからんぞ」

「つまり2人まとめて飼うと言っているんだ」

「ふざけんな!」

「なんだこのチビ」

「今から戦うのにそんなちっこくて戦えるのかよ」

すると2人はいきなり殴りかかってきたので慌てて避けます。

「危ないな」

「避けるな」

「この野郎」

「落ち着け」

「落ち着いてられるか」

「2人纏めて相手になってやる」

「舐めてんのか」

「もう怒った」

それから2人は大乱闘を始めてしまいました。

しかし、そこはやはり妖怪。

お互い一歩も譲らず戦い続けました。数時間後ようやく決着がつきました。

なんと勝ったのは小さい方の犬だったのです。

それを見た周りの人々は驚きを隠せませんでした。

なぜならいくら強くてもたった一匹の獣に負けたので

当然といえば当然でした。

こうしてその島には平和が訪れました。

めでたしめでたし

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