第5話
ある日のこと、とある国のある所では戦争が起こっていました。
敵兵達は攻め込んでくるも王様たちは何とか守り抜きました。
そんなある日一人の兵がこんなことを言い始めました。
この国は昔から不思議な力を持つと言われている。
もし本当ならば魔法で敵を倒せるかもしれないと、それを聞いた王様はとても興味を持ちました。
早速魔法使いを集めて調べることに決めました。
そして集められたのが四人の魔女でした。
まず一人目は白雪姫、二人目の赤ずきん、三人目がシンデレラ、そして最後の一人の黒髪で長身の女性が呼び集められました。
彼女たちが呼ばれた理由はただ一つ。
その力を使って敵の兵隊たちを倒して欲しいとのこと。
その話を聞いた彼女達の反応はそれぞれ違いました。
まず初めに発言したのはシンデレラ、彼女はこう答えました。
「私が戦う?無理よそんなの」
次に口を開いたのが白雪姫。
「まぁ私なら大丈夫だけどね!」
そして最後は長身の女性。
「もちろんやらせていただきますわ。その代わり報酬として私のお願いを聞いてくださいませんこと?」
王様はその願いを叶えると言いました。
すると彼女の名前はロザリーと言い、ある男を探して連れてきてほしいと言うことでした。
それは彼女が小さい頃に別れてしまった初恋の男性だったのです。
それから戦いが始まりましたが相手側は魔法の力が使える兵士ばかりでしたがこちらはそれに加えて普通の兵士たちまでいるため戦力の差はかなりのものになってしまっていました。
そのため苦戦を強いられてしまいとうとう城の門が破られてしまう事態にまで発展してしまいました。
するとそこに颯爽と現れたのはあの長身の女魔導士です!
彼女には他のみんなとは違う特別な能力がありました。
それは影を操ることができるというものです。
それを応用し相手の攻撃を防ぎそして隙を見ては相手を切り裂いていきます。
あっという間に城にいた兵士達を全滅させ勝利を収めることができました。
一方その頃街の方にも兵士がやって来ており住民達を人質に取られてしまっています。
そこで急遽街の人達を助け出すことに決まり行動に移りました。
しかし、そこは城と違い数が多くいくら強くても一人では到底勝てるはずもなく追い詰められていたその時でした。
突如空から黒い羽のようなものが降ってきてそれは次々と周りのものを倒していったのです。
そうそれは先程の女魔道士だったのです。
実はあの時密かに後をつけてきて今度こそ倒すためにやって来たのです。
でもそれは自分の身を守るためでもありました。
というのも実は過去にも同じことがあったのです。
そのときは城で暴れられましたが今回は街のためできるだけ被害を抑えたかったようです。
なのでなるべく戦闘を避けて建物を壊したりしながら逃げ回りました。
それでもやはり追い込まれていくと遂に捕まり殺されそうになってしまいました。
そこで咄嵯の判断で持っていた短剣を使い逆に切りかかりましたがあと一歩届かず取り逃してしまったのです。
仕方なく諦め他のところへと向かいました。
そこには何故か大きな馬車が置かれていて中には沢山の少女達が乗せられています。
話を聞くとどうもこの国のお妃様と娘たちらしいです。
実はお后さまと娘さん達は昔とても仲が良く家族ぐるみでの付き合いもありとても幸せな日々を送っていたそうです。
めでたしめでたし?
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