第6話
ある日、前々から仲の悪かった
シンデレラと白雪姫はダンスバトルをすることになりました。
二人とも自信満々の様子です。
さあ始まりました。
最初は白雪姫からです。
優雅なステップを踏みながら踊っていきます。
対してシンデレラの方は動きがぎこちなくどこか焦っているように見えました。
しばらくすると白雪姫のターンになり華麗な身のこなしで踊ると今度は反対にシンデレラの番になりました。
どうも様子がおかしいですね。
何だか足の動き方が変な気がします。
あっ!
転んでしまいました。
そのまま立ち上がれそうにもありません。
これは勝負あったかと思いきやなんと立ち上がったではありませんか。
そういえば忘れてました。
彼女は元から足が不自由で歩けないためいつも車椅子に乗って生活していたということを。
これぞまさに火事場の馬鹿力といったところでしょう。
すると白雪姫がシンデレラのそばへ行き
手を差し出し
「一緒に踊りましょう。私が支えますから大丈夫」
といいました。
それに対してシンデレラは
「ありがとうございます。とても嬉しいです。でも今はあなたと一緒には楽しめないと思います。なのでいつかまた、きっとまたやりなおしてみせます」
と言って二人で歌い出しました。
とても美しい歌声が響き渡りました。
こうして二人は和解して仲良くなりました。
めでたしめでたし
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