第45話 鉄を使って創作

私は村の整備は一旦手を引いてロスランから購入した鉄鉱石を魔鉄や魔鋼に変えて仕舞おう実験に取り掛かる事にした。

エーデルトと保管?置き去りにされている馬車に向かう。

馬車には小山の鉄鉱石が積まれっぱなしで放置されていた。

それを全てインベントリに収めてここで、

(ふと)私の作業場が無い事に気付いた。

これはダメだ!!

裏にまわり5m四方に練気力と神力を混ぜて「圧縮」をする。

50cm程沈み込みそこに砂を山にして高さ3mの箱をイメージして「創造」で5m四方の小屋を作った。

窓を嵌めて扉を取付ける。

私の専用の作業場が出来上がった。


「念願だった作業場が手に入った!!

取り敢えず右隅に鉄鉱石を……っと

その前に砂から珪砂けいさがないか取り出して見るか」


珪砂けいさって何ですか?」


「ガラスの材料だね。

砂があればあると云う品物何だけど、山を削った中にあれば良いのだけど。」


外庭に出て、インベントリに砂から珪砂を仕分けて見るとあった。

これを「創造」でガラスを作った。それを窓の框に嵌めて「創造」で固めた。

エーデルトと北側に向かい屯所と宿、職方ギルドに商業ギルド予定の施設、冒険者ギルドの施設にガラスを嵌めて、東側屯所と官舎に宿舎集合住宅にもガラスを嵌めに廻った。

最後に南側の屯所と西門の屯所にもガラスを取り付けして1日が終わってしまった。


翌朝、朝のジョギングをして朝食を食べに食堂に向かう。

今日は私とエーデルトしかいない様だ。


「お祖父様はどうしたの?オデットも居ないようだけど、エーデルトなにか知ってる?」


「私も存じません。」


「そう、まぁいっか。今日こそは、鉄を触るよ。」


「畏まりました。」

作業場の外で鉄鉱石を取り出す。

「分解」を唱えて不純物と鉄とで仕分けする。

半分に分かれたので不純物をインベントリに収納する。

そして純鉄に練気力と神力を流し込めるだけ入れ込むが直ぐに辞めて、ちょっと考えて違いに気付く。

先に鋼を作らないと炭素が入らなくなる可能性があることに気付く。

高炉が有れば出来なくないがここでは無理だろう。

丸太を1本ファイヤでエーデルトに炙らせる。

炭化した部分を削り取り純鉄の山に振りかけ練気力と神力を流し込めるだけ流し込んだ。

(鑑定)を唱えるとスクリーンウィンドウが立ち上がり表示が出た神気鉄なった純鉄と神気鋼になった純鉄が混在していた。

(魔鉄ではなく神気鉄?)

(解析)をかけると

(神気鉄……魔鉄とは違いミスリルに近い、魔力、神力の通りの良い鉄、魔力では加工が出来ない為、熱と神力でのみ加工の出来る金属。聖属性が付与されている。)

(神気鋼……魔鋼とは違いヒイロカネに近い、魔力、神力の通りの良い鉄、魔力では加工が出来ない為、熱と神力でのみ加工の出来る金属。聖属性が付与されている。)

(そうだよな、私は魔力少ないから浴びせてもすぐ魔力無くなるもんなぁ)

(終了)


「なんか違う物が出来ちゃった。」


「薄っすら七色に輝いていますね。

魔鉄は加工すると青っぽい輝きになると聞いていますが、これ違いますよね?」


「うん、違うと思う。

これからは作業場に籠もって研究をするから、エーデルトお願いがあるのだけど、今からロスランに行って背負い鞄や肩掛け鞄を買えるだけ買って来て。お金はオデットから貰って宜しく。」


「いっ…今からですか。」


「そうだよ。僕はもう作業場から出ないから護衛要らないし、馬借りてさっさと行ってきて。帰ってきたら良いものあげるから。」


「分かりました。

本当に良いモノを頂けるですね。

期待しますよ。」


「期待してて良いよ。………たぶん。」


「なっ!今凄く歯切れ悪かったですよね!」


「いいから早く行ってきて!!」


「行ってきます。」


そうしてエーデルトを送り出し、神気鉄と神気鋼をインベントリに収納して作業場に入った。

作業場に入るとすぐに椅子と作業机の製作を行う。

木のパウダーを出して、欲しい机と椅子をイメージするパウダーに練気力と神力を撹ぜながら流して「創造」を唱えると机と椅子が完成した。

そして神気鋼を取り出して彫刻針を作るため練気力と神力を撹ぜながら神気鋼に流すが入りがすごく悪い。

それでも浸透し続けて「創造」を唱えると先が尖った彫刻針が完成した。

其れとエーデルトのプレゼント用に片手剣を作成する。

神気鋼を取り出してキラービーの魔石も出すキラービー魔石は鍔の部分に嵌めるイメージで剣身は1mで柄は30cm十字の剣のイメージをして神気鋼と魔石を練気力と神力を撹ぜながら押し出すように流すそして「創造」唱えるとゆっくり剣を形作かたちづくるその上に木のパウダーを撒いて「創造」を唱えると鞘が出来て剣が収まっていた。

剣を抜くと七色に輝く。

鍔の芯にある魔石に練気力と神力を自動治癒イメージして込める。

(鑑定 品名:聖剣 ※自動治癒)

(«ピロン。»付与を取得しました。)

(終了)

(これ絶対皆んな欲しがるだろうな~。

お祖父様とオデットの分も作っておくか。)

という事で、

同じ様に、神気鋼とキラービーの魔石を取り出して同じ剣を2本作り出した。

そして鞘も同じように作っておいた。

付与がスキルで生えたので確認する。

(ステータス)



※※※※※※※※※※※

名前 ヴァルグード・リートゥス

年齢 5歳

種族 ヒューマン

性別 男性

職業

Lv、24

生命力 56

魔力  42(練気力 120万 神力60万)

攻撃  56

器用  50

俊敏  51(スキル使用時160)

防御  62(スキル使用時550)

知力 163

精神 152

運  116

〝スキル〟

ステータス

身体強化

身体金剛

痛覚耐性

縮地

分解

耕土

拘束

圧縮

抽出

撹拌

創造

重力軽減

付与

スクリーン アクティブ枠«隠蔽»«解析»«顕  微»«透視»«※遠見»«地図»

      パッシブ枠«検索»«鑑定»«人物照会»«多重発動»«※感知»

インベントリ «容量∞»«時間停止»

全属性魔術 «火球»«水球»«風球»«土弾»«火矢»«水矢»«土矢»«風刃»«水刃»«火槍»«水槍»«風槍»«土槍»«雷槍»«火壁»«水壁»«風壁»«土壁»«竜巻»«水波»«光球»«光槍»«光線»

«治癒»«解毒»


〝祝福〟

創造神の加護

智慧神の加護

※※※※※※※※※

(終了)

付与がスキルで生えたのと生命が2器用も2上がった。



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