第40話 商業施設の建築

北側の門番様にと屯所を建築した翌日、

まだ副代官のオデットが帰って来ないので、

北側に民家のモデルハウスを造ろうと、また北側の屯所に来た。

今回はエーデルト、ベリックそして第10小隊の副隊長エルギス・ツー・アルブレがついて来る事になった。

梁を設置する時3人ではしんどい事が分かった為だ。


「これが門番の屯所というやつですか?

入口に扉がついていませんね。中が丸見えです。」


とエルギスが屯所を見て感想を言う。


「金属が手に入らないから門扉も玄関扉も取り付けることが出来ないで居るんだ。」


「そうなんですね。

であれば騎士達を連れてダンジョン探索におもむきましょうか?

我々の所属は領騎士団ですから、ヴァルグード様が了承されれば問題ないはずです。

ポーションもロスランで購入していますから、怪我の対策も出来ていますしどうでしょう?」


「4日間なら許可するよ。」


「ちょっちょっと待って下さい。私も参加したいです。」


「エーデルトは駄目でしょう。

貴方は自警団長担ったんだから、そもそも僕の護衛なんで僕が行けないのに行ける訳ないでしょう。」


エーデルトは呆然として膝から崩れ落ちる。


「ベリックとエルギス。後は騎士4名程連れてダンジョンで金属の入手をしてきて下さい。其れと僕の手伝いに2名回してもらえますか。」


「「畏まりました。」」


敬礼をして戻って行った。

まだ呆然としているエーデルトに、


「遅くないうちに必ずダンジョンには出向くからそんなに悄気しょげない。

さあ作業を始めるよ。」


「はい」


先ずは、北の小道沿いには宿屋がいると思うので、屯所と同じ大きさで縦10m横20m高さ5mの宿屋の外壁を隣との隙間を1m間隔で外壁を3棟造る。

道路側には扉用に高さ2m横1mの四角い穴を開けた。

窓枠用に壁に四角い穴を開けるこれには「分解」を使ったのだが「創造」の魔法で作った壁は2倍の練気力が必要だった。

ガラス素材はまだないが開き窓の枠と扉は扉を吊る丁番は依り固くなるように木のパウダーを練気力と神力を浸透出来るだけ浸透させて軸を製作した。

これで枠に吊り込み扉を閉めて、四角い穴に嵌めて隙間に砂を詰め「創造」を唱えて隙間をを埋めた。

3棟分の柱、梁、小梁、壁板、階段の踏板

床板を造り

玄関扉を木枠と扉を造り窓と同じ様に、丁番を造り木枠と扉に「創造」で繋げて枠に吊り込んだ。

入口を入っては直ぐ左側に階段室をを造り

正面に受付カウンターを造る左側には個室トイレを5室造る

カウンターから奥が食堂となりカウンターの後ろは厨房を造る厨房の更に奥は宿屋の居住空間とした。

2階は客室で8部屋作った。

これを道を挟んで反対側にも3棟建築した所で1日が終わってしまった。


翌朝、騎士達が代官屋敷に日が昇ると同時に集まっていた。

話を聞くと同行者4名の人選で揉めてしまったとの事、2人は街の開発で残って欲しい旨を説いたら残る2人が手を振る挙げてくれた為、残りの8名はダンジョンに行って良い事とした。

小隊長のベリックが代表して


「それではダンジョン探索に向かいます。」


「ちょっと待って、馬車でと徒歩でむかって欲しい。冒険者の行動と近い動きをしてもらって、何が足りないか、何が欲しいかの調査もして下さい。」


「その様に致します。それでは出発します。」


騎士達は裏に有る馬車を持ち出し、自分達の食料やテントを積み込み馬を繋げて出ていった。

それを見送って、残った我々4人は商業施設の建築に北側に向かった。

南北と東西の道の交差点で北西側にに商業ギルド施設を北東側に教会を作ろうと思う。

冒険者ギルドは大きな解体スペースが必要になるので東側に作成する。

西側は居住地にしようと思っている、民家も残って居るから。

商業ギルド施設は3階建てをなかの仕切りは無しで窓と、扉、階段室を造る。

25m✕25mの正方形で高さを10mにした。

先ずは木のパウダーで高さ1、5mで横1mの窓を造るそれを一面4個を3段で12個壁板に取り付け用に地面に均等に寝かせて置く、その周りに砂を小山にしながらインベントリから出して行く。

そして10m✕25m厚み50cmを「ソウゾウ」唱えて石壁を作った。

1mの深さ、幅50cmで溝を「圧縮」で掘り、これに「重力軽減」を掛けて、4人で起こして溝に嵌め込んだ。

3面起こして嵌め込むと正面は1mの溝を掘り砂を溝の上に山森にして石壁を「創造」を唱えて作成した。

10mは作成出来るようだ。

そして高さ2,5m幅2mの玄関扉用の開口「分解」で開けた。

後は階段室に踏板を設置して階段室を造り、

柱が9m梁を10m5m10mで造り、継ぎながら床板を引き壁には木板を周囲に建てて屋上は小梁のを組んで石造りにした。

石壁の繋ぎは隙間に砂を入れて「創造」で繋いだ。

後は職方ギルドに任せる。

隣に同じ大きさと形の施設を同じ作業で作った。

北西側の教会は先ず、30m✕60mの地面に圧縮を掛けて2m凹ます。

そこに木のパウダーを山にして柱、梁を作って組んでその上に凹型の石板を乗せて地下に行く為の

簓桁ささらけた階段を造り設置した。

階段を設置した後ここは教会側の要望を聞いてから作成しようと思い地下室の入口を蓋をして終了した。

次は東側に行き、城壁に屯所を造り

その横に道側に40m奥に20m高さ9mの3階建て箱型施設を作ったその脇に4m幅の道を作り冒険者ギルドの奥に40m✕40mのグランドを作って、冒険者ギルドの解体施設を併設させておいた。

倉庫も必要になると思うが、それは自分達でなんとかしてもらおう。

代官屋敷に戻ると、エーデルトが


「ヴァルグード様、商業施設も良いですが、衛兵の官舎もお願い致します。」


すると、騎士の一人が、


「常駐する騎士団の官舎もお願い致します。

妻帯者は石造りの民家でも良いですが、一人者は官舎で身の回りをしてくれる者を用意してください。」


「そうだね、そこ大事だったね。明日は官舎の建築をしよう。」


そうして夕食を食べて就寝した。

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