学校

第3話

「ところで、私なにをしたらいいんですか?付き添って欲しいとしか聞いてません」


「その通りです。付き添い。俺がなんか困ったら助けてください」


「…困ったらって」


「いや、俺もよくわからないんですよ」


えぇー


「いつも住職と一緒にやってて。でも、最近依頼多いし忙しいから楓さんと行けって言われまして。まじ不安」


「…この仕事って、そもそもどうやって依頼が?」


「あー、それは寺に来た人とか、キャバクラからの情報とかで〜」


「キャバクラ…」


「俺もボーイやってるとこに、住職が来て、キャバ嬢から困ってる客からの情報を得て依頼される感じ?」


「住職は、人助けのために、わざわざ?」


「いえ?女好きです」


…そんなあっさり言わなくても。


「今日は、学校に呼ばれてて」


「え、学校…?」


「仕事終わりがいいらしいんで。その人キャバクラに接待で来てた人らしいんですけど、なんか呪われてるかもしれないって話してたらしくて」


「なんでですか?」


「生徒たちがコックリさんやってて、先生を呪ってくださいとか言ってたらしい。そんで、その後から不運続きらしい」


「…そんな。呪いって…対処できるんですか?」


「いやー、俺そういうのできるかな?」


えー


「困ったときは楓さん、お願いします」


「いや、私何もできません」


「まじかーやべー」

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