第4話
「こんばんは。ご依頼を受けてやって参りました」
「え…お寺の方だと、聞いてたんですけど…」
ここは中学校のようだ。で、依頼人は中年のおじさん先生。雪見さんを見て怪しんでいる。
「そうです。お話を聞かせてください」
「あ、はい…そちらの方は?」
「こちらは、えーと、助手です」
「よろしくお願いします」
「…あ、はい。こちらへどうぞ」
すごいじろじろ見られた。私、なにか変?
「学生ですか?」
「いいえ」
うーん、制服っぽく見えたかな…この格好。
「どうぞ」
応接室に案内された。
「あの、呪われているというのは、わかるものなんでしょうか…」
座った瞬間話出された。
「なぜ呪われていると感じたんですか?不運か続いているんですよね?」
「はい、傘を無くしたり、家の鍵を無くしたり。不運続きなんです!」
先生は勢いよく立ち上がる。
「困ってるんです!」
「それは、大変ですね…」
雪見さんは真剣に聞いている。
「無くしたものは見つかるんですか?」
「それがずっと見つからないです!」
「そうですか…」
「これは呪われているとしか!」
「そうですね…」
雪見さんは考え込んでいる。これが呪い?
「すみません、少し助手と2人にして頂けますか?」
「…はい」
先生は出て行ったけど…
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