9話目 そろそろ森へ…

 今の状況をまとめると、

 聖魔法が使えて気絶した。

 魔力が切れると倦怠感を感じる。

 普通ならなんかもう…とにかく辛いらしい。

 まぁ、これからは魔力に気をつける方針でいくとして……ローザさんについて歩いていたら、すでに教会を出ていた。そのまま冒険者ギルドに入り、左側にある喫茶店みたいなところでお母さんはフレアさんとお昼ご飯を食べていた。

この世界はところどころ地球と似ているけど、違うところもある。魔力とかいうなんでもぱわーがある時点で違いが生まれるのは当たり前な気がするけどね。

食に関しては割と地球と似てる。人によって変わるけど3食食べる人は多い。やっぱり、冒険者の人とかは命に関わるからしっかりご飯を食べる。

すごく強いけど、ずっとご飯を食べてる人とかもいたってお父さんが言ってた


「クレー、クロエ君だけど…もう聖魔法が使えるようになったのよ」

「そうですか…クロエは教会の手伝いする?」

「するよ、魔法の練習にもなるんでしょ?」

「そうよ、じゃあ、今日の午後から手伝いする?冒険者も騎士団もお昼から人数が増えると思うから。軽傷ならやってみてもいいと思うけど」

「うん、やってみる!」

「いや、やめといた方がいいわよ」

「なんでですか?」

「クロエ君がね、聖魔法を使った時に魔力を使い切って気絶したのよ。今は私が魔力を分けたからちょっとだるいだけで済んでるけど、次は多分体も慣れてるから気絶もしないし体がだるいだけで済む保証はないからよ」

「そうなんですか、じゃあやめといたほうがいいわね。私も一回なったけど、あんな状態には一生なりたくないもん」


 うーん、そんなに言われると逆に始めて魔力切れになった時が怖いから今感覚を知っておきたいな…とりあえず今の魔力がどのくらい残ってるのかをみるか。

 ステータスオープン


【MP】29


 元々50の魔力が全部なくなったんだから、聖魔法は使えないよね………


「じゃあ、フレアさんの魔法使ってるところ見ててもいい?」


 魔力の回復速度がどのくらいかはわからないけど、見ている間に回復すればまた使えるはずだし……


「あら?魔法の練習をしていたらいいじゃない、正直魔物を倒しに行ってもいいくらいだと思うけど…聖魔法が使えるレベルなら他の魔法も使えるでしょ?ホワイトラビットとかスライムくらいなら倒せるんじゃない?レベルを上げれば魔力も増えるし魔法の練習もたくさんできるようになるわ」


 ホワイトラビットとスライムはこの町の森の1番町の近くにいる魔物である


「ローザさんがそこまで言うなら行ってもいいけど……」

「じゃあ行きたい!」

「分かったわ、お昼ご飯を食べたら行きましょう」


 フレアさんがお昼ご飯のミートスパゲティを持ってきてくれた。ご飯は地球よりもちょっと美味しい

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る