7話目 いきなり実践!?
庭に出ていくレイたちを見ながらお母さんと外に出る。
教会は騎士団の宿舎?なのかな?建物の横にあった。教会の前には騎士が2人いた。
ちなみに冒険者ギルドは教会の隣にある。
中に入ると、想像通りの教会って感じがする。教会に受付ってあんまりファンタジーでも聞いたことないけど、教会には冒険者ギルドと同じ感じの受付がある。
受付にはフレアさんがいた。
フレアさんはレイのお姉さんで確か……お姉ちゃんの2個上?くらいだった気がする。髪の色はホワイトブロンド?で瞳の色は茶色。
「フレアちゃん、今日はクロエが聖属性の魔法が使えることがわかったから。使い方を教えてあげたいの。そうしたら、教会でお手伝いもできるでしょ?」
「ヘぇ〜!すごいですね。司祭様を呼びましょうか?」
「あ〜、じゃあお願い」
「わかりました」
そう言って、フレアさんは後ろの扉から奥に入っていった
一応魔法の適正は水、火、地、風が1番多くて、その次が雷、草、光、闇で聖魔法は1番少ないらしいよ
扉が開いて出てきたのはフレアさんと、白銀って感じのロングヘアーと瞳のクールな感じの女の人だった。
「クレー、久しぶりね。聖魔法が使えるってのはそこの子でいいの?」
「そうです、息子のクロエです。ローザさんにはまだ紹介してませんでしたね」
「そうね、アリスちゃんにはあったことあるけどね。まぁ、本題に入りましょう。聖魔法を使える子なら大歓迎よ。私が教えるわ」
「それなら、お願いします。ローザさんは私に聖魔法を教えてくれた人なのよ。回復手段は多いと冒険者になった時に楽だから。しっかり練習しておいた方がいいわよ」
「じゃあ、クロエ君?」
「はい」
「ここでやると邪魔になっちゃうから奥に入ろっか」
奥に進むローザさんに着いていくと机とテーブルがあった。ローザさんが向こうの方の椅子に座るのでとりあえず僕は手前側に座った。
「まず、聖魔法で傷を治したりするのには、どんな魔法よりもイメージが大切だわ。一回私の指を見ていてね」
「わかりました」
言われ通りローザさんの指を見ておく。白くて綺麗だな〜とか考えていたら、ローザさんがナイフを取り出して自分の指を切った……切った!?
「じゃあ、クロエ君?は私の指を治してみて」
治してみて、じゃないんだが?なにナチュラルに自分の指切っちゃってんの?
しかも毎回君をつける時に?のニュアンスつけるのやめろや。やめてください、お願いします。
てか、イメージがどうのくだりなんだったん?難しいんだよ〜、はい実践!脳筋すぎるから。
とりあえずやってみますけど、イメージ、イメージ………………
「っ!?」
ぽす
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