4話目 魔力操作
「クロエはギルドカードの魔道具に触れた時に何かが減る感覚があった?」
「あったよ」
「今でも感じられる?」
今手の感覚に集中しても何も感じれなかった
「感じられなかったのね、じゃあ、手を出して」
「はい」
言われるままに手を出すと、手を握られる
「今から私が魔力を出すからそれを感じ取ってね」
すると、お母さんの手から魔力が流れてくる感覚がした。お母さんの魔力が僕の魔力と混ざり始めた。その魔力を掴んで動かそうとしたが硬くて動かすことができなかった
「すでに魔力を動かそうとしてるなら話は早いわ、その魔力をまずは体の中で動かせるようにしてね」
ファンタジーでもよくあるよね、魔力操作って
さっきまで全然動かせなかったけど、力を抜いて動かすことを意識し始めると。だんだん魔力がやわらかくなって少し動かせるくらいになった。その勢いで体の中をゆっくり動かしていく
「今日は魔力操作の練習をしていてね」
と言って、お母さんはポーションを作り始めた。お母さんの方が魔法は得意とお父さんが言ってたけど、お母さんの能力は戦闘系でもなんでもなく、薬、ポーションなどを作る能力。だから、時間ができるとポーションを作ったり、新しい薬を作ったりしている。作ったポーションは冒険者ギルドで売っているらしい。
集中して魔力操作をしていたら夜になっていて、お母さんもいなかった。晩御飯の用意を手伝おうと思ったけど、すごく汗をかいていることに気がついた。正直不快なので、先にお風呂に行く
服を脱いで洗濯機に入れる。この洗濯機はダンジョン産の魔道具で、魔道具の種類は自動で空気中の魔素を取り込んで魔力を作り出すことができる、自動供給型と魔物の持っている魔石の魔力を利用した、魔石交換型。主な種類はこの二つ。うちの魔道具は全部自動供給型らしい
お風呂を上がると晩御飯ができていた。
パンとウルフ肉のステーキ、シチュー、サラダ
ご飯を食べた後は寝るだけ。今はあんまり集中しなくても魔力が回っているのがわかる
魔力操作の練習をして。眠くなったので寝る。
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