2話目 アレスside スタンピードの可能性
アレスside
僕は今、毎朝の森の巡回から娘のアリスと一緒に帰っているところだ
「マウロスさんは最近の魔物についてどう思いますか?」
マウロスさんはここ、カーテナーの町の騎士団長をしている。冒険者をやってる時にもよく相談に乗ってくれて、子供達との時間を増やすために冒険者の仕事を休もうとした時も騎士団の手伝いを提案してくれた。いろんなところで尊敬できる人だ
「アレスは気付いたか。おそらくだがスタンピードの予兆だろう。しかも、いつもよりも魔素が濃い。最悪だな」
そう、スタンピードには2種類あり、一つは
魔素が濃くなっているとなると、
「極めつきには、イレギュラーは異常に気づいたらすぐに対処ができるけど、魔素は対処しようがないので確実に起こってしまう」
クロエは、早めに自衛くらいはできるようにしないと…アリスにはできるだけ守ってもらいたいけど、モンスターパレードの個体を相手に守りながら戦うことはできないよなぁ…
「まぁ、巡回の回数を増やしますよ」
「そうしてもらえるとこちらも助かる。騎士団のほうも訓練を増やすか」
そんな話をして、家に帰る
『ただいま〜』
「お帰りなさい!」
クロエが迎えに来た。みんなでご飯を食べて、クレーに森のことを話したら、すごく驚いていた
今日は鑑定の日なので、クロエを呼ぶ
「クロエ行くよ…ってもう行ってるし」
外に出ると、もうすでにクロエは歩いていて、僕が5歳になった時にはしゃぎすぎて大変な目に遭ったのを思い出してしまった
そんなこんなでもう冒険者ギルドについた。クロエは何か考え事をしているようなので声をかけた
「クロエ、もう着いたよ、大丈夫かい?」
気がついたクロエはなぜかあわあわとしている
「えっと…鑑定が楽しみで…」
「そうだね、僕も5歳の頃はそんな感じだったよ」
まぁ、僕の時と比べるとクロエが可哀想な気がしなくもないけど
「とりあえず、入ろうか」
僕らは冒険者ギルドに入った。クロエが一緒にいるからいつもより見られてる気がする
「おはようございます、先生。そちらは娘さんですか?」
「おはよう、メアリー。依頼かな?」
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