誰も口ずさまない曲

水浦果林

誰も口ずさまない曲

「♪目に光る愛を この手に抱けたら 今度こそ夢を 叶えに行こう」

 人が居ない部屋で、女は口ずさむ。

「一人の歌手の歌……。けれど、誰も口ずさまない曲……。」

 歌うために、女は息を吸う。

「どうして……かしらね……?」

 その理由は、歌手の死因に刻まれている。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

誰も口ずさまない曲 水浦果林 @03karin

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る