第62話 ジークとの友情?
「アルフォンス、マリーから話は聞いたな?」
放課後のジークの部屋。
マリーから盗賊退治を頼まれた俺は、ジークと一緒に話すことに。
(初めてジークの部屋に来たな……)
なんだか殺風景な部屋だ。
ベッドに机に椅子が一つ、しかない。
まるで生活感のない感じ……
普通の学園生男子の部屋とは思えない。
人間味がないというか……?
「ああ。聞いた。俺とジークでマリーの領地へ行って、盗賊を倒す」
俺がそう答えると、
「マリーから聞いたが、盗賊たちはかなり強いらしい。元冒険者だとか……」
冒険者崩れの盗賊の話は……最近よく聞く。
ダンジョン攻略よりも人間から奪うほうが効率的――ということらしい。
意外とこのゲームはダークなところがあるからな……
「で、俺たちで倒すわけだが……」
すっと、ジークが立ち上がる。
「お互いの実力を、確認したほうがいいと思うんだ」
ニコッと俺に笑いかけるジーク。
「実力の確認……ってことは」
「そうだ。俺と戦ってくれ」
お互いに知らない土地で、協力し合いながら戦うのだ。
だからお互いの能力をちゃんと知っておいたほうがいい。
そして、実力を確かめるために一番いいのは、戦うことだ。
「わかった。戦おう」
「おう! 模擬戦だけど、絶対にアルフォンスには負けないからな……!」
すごく爽やかな笑顔で言う、ジーク。
なんだか「青春」って感じがするな……
仲間と共通の敵を倒すために、協力する。
友情・努力・勝利――少年漫画みたいだ。
(なんだかこのゲームぽっくないけど……)
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