馬鹿はお前だ
今時の女子高生を書いてみたい。
萌えのアンチテーゼは「リアリティ」よ。
あー。
エンタメが飽和したか。
エンタメって「綺麗事」なのよ。
皆、綺麗事に気付いちゃったか。
だから、ゲーム世界に逃げてるのか。
+
メメント・モリ。
いる?
いないのか。
あーあ。
うーん。
どうしような。
一生懸命勉強しても1回こっきりしか使わないの。
センター試験パスして受験が終わったら、死ぬほど気合いが抜けるの。大学緩くて。
でも、レポートって鬼なの。
教授のつまんねえ講義の読書感想文なのよ。
信じられる?
読書感想文で成績が決まるのよ。
+
あーあ。
格付けしてえ。教育者を。
文章力ない奴って頭悪いのよ。
つまり文科省はお察しよ。
文章書けないなら図解でもいいわ。
分かりやすい本、書きなさい。
商業では通用しねえわ。教科書。
+
教育改革か。
あー。
今やっても無駄かな。
AIがな。
シンギュラリティか。
AIが鬼のように発展してから教育改革を進めたい。
それ以前の子たち?
見殺し。
氷河期世代か。
これバブルが弾けて遊びを覚えられなかったから、会社で孤立したのよね。
こっちからすれば、ああいう連中、意味不明。
何で会社でスキーの話するの?
それ自慢でしょう。
飲み会?
はあ?
アルハラって知らないのかな。
そうなのよね。
会社員って、アップデートしないのよ。
+
遊びか。
小説書くのは無料の遊びなのよね。
わなびども賢いわね。
それとも本当は酒池肉林したいのかしら。
+
若い頃働いたから、晩年は遊んでいいんだ?
あー。
駄目なの。
パソコンのなかった時代でしょう?
お前の労働なんてノーカウントです。
うん。
それ、労働とは言わないの。今の時代。
お前の労働者の肩書きは剥奪されたのよ。パソコンが生まれたから。
パソコンを使えない奴は、労働者ではないの。ステージが一段階、上がったの。お前がやって来たことは、遊びだったの。
いや。これ。
恨まれても困るわ。
お前もカステラお取り寄せ出来るようになったでしょう。
世の中が便利になったなら、お前の労働もきつくなるのよ。
でないと、お前、フリーライダーなのよ。
+
あー。
この用語知ってる?
架空戦記。
ナーロッパ架空戦記よね。これ全部。
戦争小説って兵隊さんが書いてるわけじゃないのよね。
いやー。
素人の妄想なんて読みたくもない。
剣聖か。
あのさ。
お前、最低でも剣道部だった?
いや、あえて段位は訊かないであげるけどさ。
はあ。
へー。
ふーん。
それなのに剣聖なんか書いてるのか。
オッサンか。
何でオッサンにしたの。
10代の天才剣士にしなさいよ。
まあ、脇役だけどね。
主役は勇者だし。
お前、創作の基本も知らないの?
脇役が人気出るって名作なのよ。
あー。
助演男優賞って知ってるかな。
名脇役って言葉もあるくらいなのよね。
ホームズに対するワトソン。
ラインハルトに対するキルヒアイス。
ヤン・ウェンリーに対するユリアン・ミンツ。
実は後者の方が人気あるのよね。
脇役に力入れなさいよ。
ねえ、何このモブ。
+
剣聖か。
聖人って子供作っちゃ駄目なんだけど。
名誉職って「現場では使えない」って意味なのよね。
+
愛か。
腐るほど書かれて来た。
どれも非モテの妄想よ。
恋愛小説?
異性がどれもテンプレなの。
この程度の相手口説くのに何年かけてるの。お前。
勘弁して。
+
いい?
達人1人より兵士100人よ。
モンスター?
冒険者50人くらいでいいのよ。
一騎当千?
報酬の額で揉めるの。
年俸交渉って自分でやるものなのよ。プロフェッショナルは。
+
あのね。
経験を積ませるって知ってるかしら。
10代の兵士がいるなら彼らを育てるわ。
残り30年は現役だから。
引退した剣聖?
あのね。
どうして腕が落ちてないと知っているの?
どうして交渉に来るの? 田舎に。
はい。矛盾。
あのね。
別の場所に引っ越してるかも知れないでしょう?
どうして剣聖を探しに来るの。
適当な冒険者を雇うわよ。
それにね。剣聖ね。
「人」としか戦ってないイメージがあるのよね。
魔物相手に戦ってたら「冒険者」って呼ばれてるはずだから。
剣?
酒代のために売っ払っててもおかしくないわ。
信用出来ない。かつての英雄なんて。
あー。
まとめましょうか。
素人小説って主役の近況を、皆が何故か知っているの。
探り合いがないのよ。
つまりね。
作者に対人経験がないのよ。
同期を部下にするって、やりにくいのよ。
出世出来なかった奴は飛ばされるのよ。組織のために。
+
だからね。
ティーンを主役にしろと言ってるの。
何が難しいの。
この中高年、むしろ死んで欲しいのよ。
王位狙ってるでしょう?
国の害よ。
この歳まで結婚しないで。
結婚しない奴って、やっぱおかしいのよ。
+
いい。
10代の美少女を出せないから、主役は少年にしろと言っているのよ。
ヒロインが20代とか売れるわけないでしょう。
素人はこれだから。
+
女騎士か。
あの願いを叶えるアレのパクリね。
どれもこれも。
家のために戦う?
阿呆。
お嫁に行くに決まってるでしょう。
あー。
婚約破棄されたから貯めてたスキルポイント全振りして女騎士になりました、みたいな作品ないの?
ないのか。
あー。
AIに訊いてみるかな。
はあ。
あー。
特殊スキルを身に着けると予測したわ。コイツ。
あー。
可愛いわね。AI。
そうか。スキルか。
そうね。
嘘をつけなくするスキルとかどう?
元婚約者あっという間に破滅するわ。社交界で。
はー。
で、この後、どうしようかしら。
いや、駄目なの。
女騎士に関係あるスキルじゃないと駄目なの。
そうだなあ。
セルフヒーリングでいいかな。
鋼鉄の防御は前例あるし。アレは好き。
自分だけなら回復出来る。
常に前線に立つ。
はあ。
美しいわ。
でも、全然絵映えしない。
男が女を守らないと格好悪いのよ。
「オイシイ」シチュエーションって絵にするとゴミよ。
剣士?
あのさ。
映画のガンアクションから退化してるんだけど。
チャンバラ?
だっさ。
+
あー。
セルフヒーリングはパラディンだな。
没。
何スキルがいいだろう。
首狩りスキルとか。
一撃必殺系。
どうして元婚約者を殺さないのかという疑問があるわ。
それにしても、乙女ゲーの男って本当にどうしようもねえな。
絶対、王様の愛人でしょう。
うーん。
最強女騎士か。
結婚が遠退くだけだ。
どんなお相手と結婚させよう。
あー。
謎のイケメン剣士でも出すかな。
ってか、迂闊にヒロインより強い男を出してどうする。
何のために女騎士になったのよ。
+
婚約破棄?
はあ?
2股かければいいでしょう。
主人公ちゃんは愛人にすればいいのよ。
後は金をどうするかね。
うん。
やっぱり女の人生なんて、小説にしてもしょうがないわ。
①誰と結婚するか。
②離婚するか、しないか。
③旦那が浮気したら、どうするか。
この3つしかテーマがないのよ。
こんな小説売れるわけないでしょう。
女の人生の悲哀は、リアルでやればいいのよ。こんな悲惨なお話、小説にするなんて駄目。
あー。
小説では絶対ないけど、これもあるわ。
④生まれつきブスだったら、どうするか。
うん。
これは聞かなかったことにしてね。
ツブヤイターの連中に何言われるか。
でも、現実なのよ。
世界よ。こんなにも醜い。
あ。
⑤姑と揉めたら、どうするか。
を忘れてた。
+
いい?
スポーツって、栄養失調の時代だからウケたのよ。
貧困児童くらい。アスリートを尊敬するのは。
飯喰ってることがステータスなの。
フードファイターになったわ。今は。
もう数字獲れない。
+
あー。
スキルポイントか。
あのさ。
こういうゲーム小説全て「リアルにはありません」で一蹴出来るんだけど。
ねえ。リアリティのある世界を創って。
ナーロッパは、いい加減卒業しましょう。
+
異世界転生って、せめてスキルポイントの振り直しであるべきではないかしら。
つまり職業ありね。
サラリーマンよ。
係長クラスでないと駄目ね。
お前たち。
幸せな異世界ライフを送りたかったら、係長まで出世しなさい。
+
あー。
モンスターか。
モンスターを書きたいの?
はあ。
ふーん。
負け組。
イラストレーターやりなさいよ。
+
あのね。
分野別に売れる物と売れない物があるの。
モンスター小説?
図鑑の方が売れる。
ファンタジー書きたい人のために。
+
あのね。
作家は「楽しむために」本を買うの。
読むためよ。
資料にするためではないの。
それはパクリって言うの。
その本を紹介してくれた方が助かるわ。
何しれっと引用してるの。
あのね。
インターネット全てがライバルなのよ。
ネットに載ってるレベルの情報は書籍化出来ないの。
つまり。ネットを捨てよ。町に出よう。
+
あー。
画集欲しいな。
でも、要らないかあ。
今世紀の萌え絵は大体見尽くしたのよ。
うーん。新しい絵か。
ツブヤイターの絵はポスターなのよ。
何と言うか「タレント顔」なのよね。
+
うーん。
はあ。
ふーん。
なるほど。
お手本になりたいか。
違うのよ。
師匠殺しなのよ。アートとは。
1番好きだった作品に唾を吐きかけるの。
もう要らないって。
恩を忘れるの。
技を継ぐって劣化コピーってことなの。
先人を超えるの。戦うのよ。倒すのよ。
レベルは自分で上げるしかないの。
+
あー。
生意気なの。お前。
人を育てたいとか。
私はね。
人はエゴイストだよって教えてあげたい。
エゴイストの美しさを広めたい。
仲間も友達も、どうでもいいの。
その代わり、助けてもらおうとは思わない。
この方がエンタメなのよ。
馴れ合いって、バトルではないの。
あー。
人と気が合うかどうかって「運」なの。
運がいいって、エンタメには不適格なの。
気の合う奴らとは、別れないといけないの。
うーん。
何が分からないの?
仲間?
うん。
あり触れてるでしょう?
だから「仲間なし」の物語を書くの。
+
あのね。
私は我流なの。
人を育てるって、やっちゃいけないの。
教育の素人だから。
「我流のすすめ」。
こういう本すら書いちゃ駄目なの。
うーん。難しい。
どうすれば人は育つと思う?
私、師匠キャラではないのよ。
うーん。私を殺すつもりで、かかって来てくれる?
うーん。何か違うわね。
あー。
どうすればいいかしら。
人を育てるか。
これって人を「物扱い」してることなのよ。
人に育てられたら、その人「先生」じゃない。
格下になっちゃう。一生。
可哀想だわ。
あー。
どうしよう。
うん。
あー。
ふーん。
うーん。
私を「師匠」と呼ぶ気がないわけ?
初心者の癖に?
ふーん。
面白いわね。
はあ。
ふーん。
これで「商品価値」があると?
「立派」だと?
はあ。
ふーん。
へえ。
あー。
ごめんなさい。
シェイクスピアの方が上よ。
お前はアマチュアです。
たかが400年前の作家も超えられないとかね。
あのね。
本屋さん広ーい。
たまにはお堅い本も買ってみよう。
あのね。
ラノベって読書の入口なのよね。
ねえ。読書って何だと思う。
ネットか。誰が書いてるの?
やっぱ商業ってレベルが違うのよ。
ねえ。あなたの興味のある分野って何。
ふーん。
いやー。古本屋でいいんだけど。
うーん。
分かんないかな。
うーん。
あー。
ふーん。
この程度を?
うーん。
あー。
困ったわね。
もう皆、ネットに転写されてるの。
通販で本買って自分のブログにまとめ書いてるのよ。
素人学者だわ。
可愛いけど。
うーん。
どうしようかな。
うーん。
時代は過ぎたのね。
勉強はもう終わりなのよ。
資料?
サブスク。
うん。
ネットの固定費はサブスクでしょう。
サブスクで勉強が出来るのよ。
あー。
私は何が言いたいのかしら。
あー。
うーん。
そうね。
増え過ぎたから消したいのかしら。
この大量のネット記事。
お前ら素人の癖に生意気だって。
無理っぽいな。
うーん。
本売れないわね。
ネットは王様になっちゃった。
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