第39話 女風呂男の子問題。子供を守れない社会。
男の子供が女風呂や女性用トイレに入っていいのか?という議論があります。これに関して、どんなに小さい男の子でも性的な目で女性を見るから許せないという意見もあるようです。
ここまで極端ではないにせよ6歳とか無茶な線引きをしている言論…というほど立派な論理構成があるわけではないですが、ツイフェミ界隈で見られるようです。
さて、この論点の最大の問題はどこにあるでしょう?男子の性欲でしょうか?私はこの問題は「社会で子供を守り育てる」という観点が無くなっていることだと思います。
小さな男の子は連れ去りの対象です。そして小さな男の子とは今までの日本の定義なら児童、つまり12歳小学生までは少なくとも母親が保護すべき存在です。
社会を維持するために子供は必要です。親戚や村などの規模のコミュニティを考えても、国という単位で考えても当たり前です。あなたの将来を守ってくれるのは子供たちです。税金や経済という意味でもコミュニティの維持・発展という意味においてもです。
その子供が許せないという心理は正直言えば「異常」だと思います。異常というのは人類の歴史的という意味においてです。子供はコミュニティが保護するものです。
でまあ、こういう子供排斥のマインドなんですけど、以前は25歳を過ぎればみんな子供を産んでいました。一度母親になると、子供に裸を見られてもなんとも思わないでしょう。別に性的な目で見られようがそれは子供の性欲でしかありません。フロイト的に子供が乳房や尻に興味があったところでどうということはありません。
それすら許せない自意識過剰的な被害妄想は、周囲に子供がいないからだと思います。子供の世話をしていれば慣れるし、害がないことなどすぐわかります。親戚づきあい、近所付き合いがあればティーンだってエロガキの世話などしていました。
もしそれが許せないなら、公衆浴場や公衆トイレに行かないことです。母が子供のために利用することを含めるから「公衆」浴場やトイレです。公衆や公衆道徳という概念を喪失した人は、利用すべきではないでしょう。
この問題、少子化にも影響があると思います。厚生労働省が大衆浴場で異性の風呂にはいれる年齢を10歳から7歳に引き下げました。
たとえば8歳の子供が一人で公衆浴場に入れますか?あるいは一人で放置していい年齢でしょうか?要するに大人に性的な被害を云々する前に己の安全も守れない年齢が子供なのです。
その子供が母親と一緒に行動できないってどんな社会なのでしょう?その母親は風呂を我慢すべきなのでしょうか?トイレにも入るべきではないのでしょうか。ビクビクしながら子供を外で待たせておくのでしょうか。もう社会が狂いだしているとしか思えません。行き過ぎた個人主義がパラノイアを産んだとしか思えません。
子供を増やしたいはずの厚生労働省ですらこの体たらくですから、子供なぞ増えるわけもないです。そして、そもそも性的な視線を嫌悪しすぎだと思いますが、まあ、それは稿を改めます。
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