12話
領地経営に乗り出したあなただが、もちろん本題は忘れていない。
無論、本題とは人生の本題……すなわち、女をたらすことだ。
領主として初夜権を行使したり。
掻き集めた孤児たちを誑し込んだり。
新しく仲間になったクロモリを虐めたり。
そんな目くるめく官能の日々を送っている。
特に執心しているのが、クロモリだ。
やはり、元男の女と言うのには特殊な栄養があってうまい……。
そして、サシャがクロモリをそれはそれは手酷く嬲る。
しかし、サシャの嬲り方は自分の欲望が最優先のそれだ。
クロモリの求める虐められ方とは、ちょっと違う。
だが、あなたなら分かる。そして、それを実現できる。
それによってサシャからクロモリを寝取る。
そんな楽しみ方もあって、あなたはクロモリとの逢瀬を酷く楽しんでいた。
やはりこう、勝負事が絡むと人は熱くなるものなのだ。
「あなた様、あなた様。朝ですよ」
優しい声が上から降ってくる。
半分覚醒していた意識が完全に覚醒するように浮上していく。
目を開ければ、柔らかな朝日が部屋の中に差し込んで来ている。
トイネの日差しはきつく、厳しい。
柔らかな朝日は早朝の時間にしかないものだ。
その柔らかな朝日を帯びてあなたを見つめているのは、クロモリ。
昨晩の情事の痕跡はすでになく、エプロンドレスをきちんと着込んでいる。
この屋敷のお仕着せとして用意されていたもので、要するに素朴なメイド服だ。
ただ、胸を強調するような立体縫製が施されている。あなたがやった。
そんな妙にエロいメイド服姿のクロモリの手にはティーカップ。
この大陸にもある習慣、モーニングティーだ。
どちらかと言うと、あなたはモーニングティーを淹れる側だが。
こうして淹れてもらう側に回るのも心地よいものだ。
「どうぞ。あなた様の大好きなミルクも、たっぷりと入れてあります」
クロモリからティーカップを受け取る。
ミルクたっぷりのモーニングティーを一口。
この大陸の濃い香りの茶葉と、濃厚で甘いミルク。
寝起きに味わうには格別の贅沢と言える。
「いかがでしょう」
とっても美味しいよ、とあなたはクロモリに笑いかけた。
特に、たっぷり入れてあるミルクが最高だねとも付け加える。
「あ、ありがとうございます」
クロモリは頬を赤く染めると、羞恥を感じているかのようにはにかむ。
なんとも可愛らしく可憐な笑みだ。とても少女らしい姿だった。
自分で自分をメスに調教していた色んな意味ですごいやつだ。
元が40過ぎのオッサンだとは思えないし、思いたくない。
「今日のご予定は、救児院の視察以外はございません。結婚式、来客の予定もございません。護衛はセクションA、アルファチームです」
クロモリはあなたの秘書めいたこともしてくれている。
薬師の仕事はもちろんあるが、なんせ屋敷常駐の薬師だ。
屋敷内で傷病が発生しない限りヒマなのだった。
あなたはクロモリに頷いて礼を言うと、朝食にしようとベッドから降りた。
さて、今日も一日がはじまる。頑張らなくては。
賑やかな朝食を終えて、救児院に出向く。
救児院の建築は粛々と進んでおり、進むほどに元孤児らの動きもよくなっている。
統率された動き、統一された意志、群体めいたものを感じさせるほどだ。
そして、孤児たちの顔には希望が溢れている。
視察にやって来たあなたの姿に元気な挨拶が出て来るほどに。
「領主様! おはようございます!」
「領主様! 私たち頑張ってます!」
あなたは元孤児らによく頑張っているねと優しく微笑み返す。
そして、今日のお昼ご飯はカレーだよいっぱい食べてねと告げた。
「よっしゃぁああああい!」
「うおおおおおおっ! うおおおおおっ!」
「今日も元気よごはんが美味しいわ!」
孤児たちのボルテージが一気にブチ上がった。
毎日腹いっぱいの食事が食べれることが嬉しくてたまらないのだろう。
監督役をしている『アルバトロス』チームもこれにはニッコリ。
「今日も全員カレーライス食っていいですよ!」
「ええ、しっかり食いなさい!」
「おかわりもいいですよ!」
「遠慮せず今までの分、食べなさい!」
大音声でそう宣言する『アルバトロス』チーム。
それを聞いてさらにテンションのブチ上がる孤児たち。
生きる活力が湧いてきたようで大変結構!
健やかな体を育てるにはお腹いっぱい食べてもらわなくては。
腹がはちきれるまで食べるぞと意気込む孤児たちにヒフミが微笑む。
「見事やな……」
「そうですね、一二三。やっぱりたくさん食べれる子は強いですから」
「この調子でみんなどんどん太らせましょう。まずは初期目標80キロです」
「筋肉だけじゃすぐヘバりますからね。やはり脂肪ですよ、脂肪」
孤児たちにとにかく目いっぱいの食事を。
それこそ余るほど大量の短炭水化物を!
それが『アルバトロス』チームからの最初の要望だった。
あなたはもちろん即決で許可し、孤児らに大量の食事が供給され出した。
おかげで毎日孤児たちは腹いっぱい、ふくふくと太っている最中だ。
体を作るには1度太らせなくてはいけないので、いい傾向と言える。
テンションがブチ上がり、より一層真剣に働く子供たち。
そんな子供たちの中に見知った顔を見つけ、あなたはその子に声をかける。
調子はどう? 体に違和感はない? 楽しんでる? と。
「また、あんたかよ……楽しくねぇよ」
そう悪態を吐くのは、以前あなたにスリを働いた浮浪児、ゼイレだ。
しかし、以前と違っているのは、ゼイレが痩せ細った少年ではなく……少女になっていることだった。
そんなゼイレと肩を並べて岩を運んでいるマリルがゼイレの頭を叩く。
「この馬鹿っ! 領主様になんて口聞いてんだい!」
「いってぇなバカ! こんなヤツに丁寧に喋る必要があるもんかよ!」
「今のあたしらの雇い主なんだよ! あたしら孤児に能なんかないんだから、精々尻尾をお振りよ!」
そんな口喧嘩がはじまる。実に軽妙なやり取りで見ていて楽しい。
やり取りがひと段落したあたりで、あなたはゼイレに声をかける。
昼食の前に、少し話があるので自分の下に来るようにと。
「またかよ! いい加減にしてくれよ!」
まぁ、べつにゼイレが嫌ならそれで構わない。
その時はマリル……あるいはイルかメルを呼ぶとしよう。
「やめろっ!! わかった、俺が行く……行けばいいんだろ……」
そう泣きそうな顔で言うゼイレ。
嫌そうなので、今日はマリルに頼むとしよう。
「やっべ嬉しい! 死ぬほど嬉しい! 領主様に個人的に頼まれるなんて、すっげぇ光栄だなァ!」
ヤケクソ気味にゼイレが大声で叫ぶ。
まるで無理やり言わされた賛辞のようだ。
そんなに喜んでもらえて頼んだあなたも嬉しい。
あなたは、では昼前に、とゼイレに告げて、別の場所に視察に向かった。
それからしばらく視察をした。
そして、10時を回ったあたりのころ。
あなたは昼食の支度に入った。
元々浮浪児が200人超ほどいた。
そして捨て子が100人以上は出た。
よって現在の救児院の子供は300名を超えている。
これだけの人数の腹を満たすのは一苦労だ。
大人と言うわけではないので多少は少ないが……。
それでもやはり、人数が人数なので手間だ。
なのであなたは加速して料理をした。
「マッハで料理されるとギャグシーンみたいですね」
「ジャガイモが1秒で10個くらい剥かれてくのすごぉい」
「デフォで私の最強奥義を上回ってくるのやめて欲しい……」
「エルグランドの冒険者は身体能力ですべてを捻じ伏せて来るところありますからね」
そうして調理を終えたら後は煮込むだけ。
大量の燃料で一気にぐつぐつと大鍋で煮込んでいく。
「……ところでこのクソデカ大鍋、元々何に使ってたんですか?」
「人間が入れそうなサイズですよね。五右衛門風呂みたいな」
特に何も珍しいことはなく、大人数の調理用だ。
滅多に使うことはないものの、使うこともある。
あなたのペットの数はかなりのものなので必要なこともある。
「なんだ、釜茹で用とかそう言うあれかと」
「ギロチンをアダルトグッズにしてるので、こう、油で茹でるとかもプレイとして消費するのかと……」
まぁ、やっている人はいるのかもしれない。
少なくとも、あなたは要求されたことはない。
それが幸いなのか、不幸なのかはわからない。
そんな話をしながらバカでかいヘラでカレーを混ぜる。
そうしていると、監督役をしていたチャーリーチームのヒフミがやって来た。
「ドクター・クロモリ、急患です。診ていただけませんか」
「ああ、はい。おまかせください」
あなたの秘書役としてついて来ていたクロモリに用事らしい。
ヒフミがクロモリをどこかへと連れていく。
この現場でけが人が出ることは珍しくない。
注意一秒怪我一生とか。
安全行動ヨシとか。
そう言う警句を使って注意喚起はしているが。
やはり、現場には幼子が多い。
想像力の欠如からなる怪我は少なくないようだ。
ちなみにあなたから見て、クロモリは割と腕がいいように見える。
「そうですね。クロモリ先生って口ではやぶみたいなこと言いますけど、知識はかなり正確なんですよね」
「特に内分泌系とか循環器の理解が凄いです。近代以前の医者とは思えないです」
「まぁ、さすがに外科系の手技は結構あれですが……」
「縫合とか結紮ができる時点で凄いと言えばそうですけどね」
「少なくとも、イントゥアーヌェッツ由来の知識しかない私たちよか経験値は多いですしね」
「ダクタァ・クロモゥリにイントゥアーヌェッツの叡智を授けてるので、ご期待ください」
「クロモゥリ先生がスーパードクターCになることを信じて……!」
クロモリの腕がよくなるのは歓迎だ。
イントゥアーヌェッツとか言うのがなにかは知らないが……。
漏れ聞く話の限りでは、膨大な知識を編纂した書か何からしい。
そこから高度な医療技術を齎してくれるなら拒む理由もない。
あなたは『アルバトロス』チームが来てくれて本当によかったと頷く。
今のところ、護衛ではなく知識の出所として役立ってくれているが……。
まぁ、役立て方はなんでもいい。可愛い女の子が12人も増えてくれるならそれだけでありがたいし。
2時間の煮込みを行っている間に、手分けしてライスも用意する。
本来なら、水をたっぷりと入れて炊いて、水分を飛ばすのだが。
さすがに300人分の米となるとそれは難しい。
そのため、米を茹でこぼし、炒めることで水分を飛ばす方式で炊く。
「いわゆる湯取り法ですね」
「日本で一般的な炊き干し法と違って、粘りが少なくなるのが特徴ですが……」
「まぁ、カレーにする分には大した問題じゃないでしょう」
「そもそもこの大陸では湯取り法も珍しくないですしね」
そんな『アルバトロス』の評の通り、特に不評の声は出ていない。
孤児たちはともかく、EBTGメンバーや雇った大人らからもだ。
なので、この大陸においても受け入れられたやり方なのだろう。
それらカレーを孤児たちに振る舞い、腹いっぱいになるまで食べさせる。
絶対に余るくらい大量に作っているので、腹がはち切れるまで食べさせる。
これ以上食ったら死ぬって……と言うくらいに食わせたら、昼休みだ。
暑さ厳しい大陸と言うこともあり、昼休憩は長いのが基本だ。
短くとも1時間、長ければ2~3時間ほども昼休憩がある。
この大陸は陽が大変長いので、その分だけ仕事が後にズレ込むだけだ。
その休み時間に、あなたはゼイレを『セイフティテント』へと連れ込む。
現在、孤児たちが起居しているテント村の中心地として貸し出し中だ。
テントほど不安定でも不衛生でもないので、クロモリが手術をしたりなどもしている。
その『セイフティテント』の、あなた用の私室にゼイレを連れ込む。
実に愛らしい少女となったゼイレ。もちろん下手人はあなた。
孤児たちに手を出しまくる中、あなたはマリルとイルとメルには手出しをしなかった。
代わりに、ゼイレに孤児たちを食いまくっていることを教えた。
その上でゼイレに囁いたのだ。
次はマリルか、イルかメルを食べると。
ゼイレは親しい少女たちを守ろうとした。
あなたはゼイレに性転換して自分に身を捧げるなら、その間は3人に手を出さないと約束したのだ。
どうしようもないクズの所業だが……。
こう……元々男の子なら、ちょっとくらい手酷く扱っても頑張ってくれるだろうと。
男の子だから、きっと強く在ってくれるに違いないと……。
あなたはそう信じていた。
あなたはどうしようもないほどクズい女だった。
まぁ、だからと言って、酷いことをしているわけではない。
ちゃんと優しく丁寧に気持ちよくしてあげている。
まぁ、許してとかやめてとか言われても気持ちよくしているが。
限界を超えて絶頂し続けるのはつらいと言えばつらい。
でも気持ちいいのは確かなので、問題ないはずだ。
「くそっ……あんた、頭おかしいぜ……」
悪態をつくゼイレ。まったく可愛らしいものだ。
あなたはそんなゼイレに、悪態を吐いた罰に今日は200回ねと宣言した。
「に、200……」
顔を青くするゼイレ。
そんなゼイレに、あなたはそこに立って足を開けと命じた。
未だ『支配』の魔法は有効なので、ゼイレは素直に命令に従う。
いつもの2倍だが、2倍も時間をかけると休憩時間が短くなってしまう。
なので、2倍の強さと速さで絶頂させてあげようではないか。
それならば休憩時間はいつもと同じだ。
あなたは嬉しいだろう? とゼイレに問いかけた。
「う、嬉しくない……! 休憩時間が短くなってもいいから、い、いつも通りで……」
また口答えしたね。じゃあ、300回。
あなたは笑顔でそのように宣告した。
「う、うれしい、です……!」
もちろん2倍ではなく3倍の強さと速さだ。
うれしいだろう?
「はい、うれしいです……!」
泣きそうなゼイレ。
まったくかわいらしいものだ。
では、はじめるとしよう。
今日はどれくらい早く責め終えられるだろうか?
あなたはうっそりと微笑んで、そっとゼイレの服の中へと手を潜り込ませた……。
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