第2話 稼ぐぞ! ポイ活行動!

 二人はインターネットを活用し、稼ぐ方法を検索していた。

 そこで君男が目に入ったのを見つけ、納に見せたのだ。

「ん? 何かあったか? 何だこれ? ポイ活?」

 納がその言葉を検索にかけて調べてみる。

「えーと。 何々? 様々な事をしてポイントを稼ぐ事をポイ活って言うのか。 で、これがどうかしたのか?」

 納が君男に聞くと、君男が自身のスマホの画面を指差して主張する。

「んん? え!? これ、銀行振り込みもあるんか! 現金も対応しとるのかよ! しかもポイントの種類もかなり多い! 買い物対応のポイントのもあるじゃないか!」

 じゃあこれやってみる?っと君男が指を指して示す。

「よし! やろうじゃないか! 少し見てみると紹介キャンペーンってのもあるのか! これでさらに稼げると! 俺が紹介するからちょい待っててくれ! 登録する」

 納の言葉に君男が頷き、登録を始めた。

 納が登録を終えて君男に招待用のコードを送る。

 公男がコードを受け取り、それで登録をした。


 そこで登録を終えると二人にポイントが入っていたのだ。

「お! 入っとる! 後は稼ぐだけだな!」

 そうして納はサイトを探ってみる。

「ポイントを稼ぐにはまずは買い物、サイト登録やクレジットカードの登録、後はアプリで稼ぐってやり方もあるな」

 そうすると、君男はアプリで稼ぐを指差した。

「ん? アプリでいくのか? ああ! そうか! 登録だと個人情報とか色々書くから怖いって事か。 なるほど」

 不安げな君男に納はその提案に乗った。

「じゃあアプリ始めるかー! 稼ぐぞー!」

 そこから数十分間携帯をいじって稼ごうとする。

 君男は横で漫画を読んで静かにしている。

「終わらねぇ……。 これいつまですればいいんだ?」

 そうしたら君男が横で調べてくれて、その内容を納に見せる。

「お! 調べてくれたのか! ええと? 何々? このアプリのクリア条件の達成は一週間かかる!? 物凄いかかるじゃねーか!」

 驚いた納は他のも調べてみることにする。

「ちょっと他のも調べてみるか。 こっちは一カ月、こっちは二週間、こっちに至っては張り付いて一カ月って書いてるやん! アプリによっては二日以内で終わるのもあるな。 けど殆どが一日以上かかるのか。 困ったな」

 そうして納はカーソルを動かして新たなアプリを探していく。

「新たなアプリを探してみるか。 もしかしたら良いのがあるかもしれん。 ん? これは?」

 納はそこであるアプリに目を付ける。

「これって…あ! 競輪のアプリもあるのか。 これは登録だけで良いみたいだ。 どうだい? 一発狙ってみるかい?」

 納がそれを言うと君男はブンブンと首を横に振って地道に稼ごうと提案してくる。

「ん? ギャンブルだと負けてマイナスになるって? 大丈夫だぞ。 アプリの内容見てみ? 登録で千円分だけくれるからそれだけやるのだぞ。 ポイ活の条件クリアするだけやで」

 君男はまぁそれならとしぶしぶ納得したような顔をしている。

「お! 分かってくれたか! じゃあ試しにやってみるか。 ついでにでかいの稼ぐぞ!」








 






  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る