第9話 決着
ゴブリンリーダーのスキル『シールドS』は、私の攻撃を
しかし、その弱点を見抜き、対策を教えてくれた謎の声のおかげで、ついに
シールドSは破壊した。
もはや私の攻撃を
今こそ、反撃の時がやってきた!
(それなら、新しく覚えたスキルを使ってみようかな…。)
私は、剣術レベルが6に上がった時に獲得したスキルがあることを思い出した。
『
このスキルは、
不思議なのだが、使うと決断した
(すごいな!自然と使い方を理解してしまったぞ!早速使ってみよう。)
「行くぞ!『四神斬!』」
私は地面を強く
その足には不思議な力が
「クッ!なんと言う速さダ!」
「
私の剣は疾風のように素早く相手に
それは風神の
「グォォォ!」
ゴブリンリーダーは
「
私の剣は象の牙のように強く、そして鋭い突きを放った。
それは象神の牙であり、ゴブリンリーダーの腹部を
「ギャァァァ!」
ゴブリンリーダーはさらに悲鳴を上げた。
私は
「
私の剣は上段から振り下ろした後、素早く下から上方に突き上げた。
それは鳥神の翼であり、軌道が
「ウォォォッ!」
ゴブリンリーダーは
腹部から首筋まで深い傷が付いており、そこから体液が
「ま、マテ!こ、降参ダ!」
ゴブリンリーダーは、死の恐怖に
「
「く…クソッタレガァ!」
私の剣は雷が落ちるように頭上から思い切り叩き切った。
それは雷神の
「ギャァァァ!」
四度の攻撃が効果的に発揮され、ゴブリンリーダーは絶命した。
初めて『四神斬』を完全に自分の物にした
目の前には、恐ろしいほど強大な敵が
その光景を見て、信じられない気持ちと
「本当に倒せたのか…。信じられないな。」
ゴブリンリーダーの悲鳴に反応して、村人たちが
「おおおお!まさか!ジンさん、あんな化け物を倒したのか?」
「ああ、皆さん。こいつはゴブリンリーダーと言うらしい。とても強かったよ。危ないところもあったんだけど…。」
「すごいぞ!」「やったね!」「信じられないよ。」「これで村は安心だね!」
村人たちはゴブリンリーダーが倒されたことに驚きと喜びを表し、私の活躍を
『レベル14→18にアップしました。』
『スキル『
また急激なレベルアップと新しいスキルを得てしまったらしい。
(レベルは一つずつ上がるものじゃないのか?それに異空庫って何だろう?)
レベルはともかく、異空庫が気になったので、その場で調べてみることにした。インフォのスキルなら簡単にわかるはずだ。
《異空庫》
異次元空間と繋がり、様々な物を出し入れできる能力。容量や機能はレベルによって変化する。
「おお、凄い!これは、異世界ラノベに登場するあの能力か!」
「ん?ジンさん?どうしたんだ?突然大騒ぎして…。」
私は驚きと興奮によって、大声で
「あっ、今のは独り言だ。申し訳ないが、もう少しだけ待っていて貰えるか?」
私は早速『異空庫』を使ってみた。
ゴブリンリーダーの死体を持ち帰りたかったからだ。魔石や素材が後で役立つかも知れない。
《シュンッ!》
「わあ!何だ!怪物の死体が消えたぞ!」「ええ!?一体何が起こったんだ?」「びっくりしたよ!今のはジンさんがやったのか?」
「ああ。『異空庫』という能力を使ってみたんだ。どうやら
「なんだそれは!?凄い能力だな?」「まるで英雄みたいだよ。」「本当だね。」「聞いたことのない能力だ。」
村人たちも驚いていたが、使った自分も驚きを隠せなかった。
(小説や漫画で見たことのあるチート能力を自分が扱えるとは…。)
その後、私たちはゴブリン巣窟内を
獣の死体や、
私たちは、ようやく目的を果たした。誰一人欠けることなく村へ帰ったのだった…。
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