第6話 ゴブリンの巣窟(前編)
村を襲撃したゴブリンの
初めての戦闘だったが、見事に勝利を
ジンディオールの記憶が
その時だった。目の前に突然現れた文字に息を
『レベル1→7にアップしました。』
(レベルアップ?まるでゲームのようだな。しかし、こんなに一気に上がるものなのか?)
私は転生したばかりでレベル1だったはずだが、一度の戦闘で急激にレベルが上昇してしまった。
生前のジンディオールはレベル98だった。
レベル1となり
倒したゴブリンの死体は一ヶ所に集められて
私は『インフォ』で調べた所、これは『
魔力が
魔石は村長が保管し、村に行商人が
《 数日後 》
村は再びゴブリンの集団に襲われた。
前回の戦闘を
幸い被害は最小限にとどまり、ゴブリンの撃退に成功した。
「
ゴブリンの戦闘を終えた村人は、村長の家に集まり話し合いを始めた。
「やはりそうじゃろうな。ここいらは魔物があまりいない安全
村人たちは、不安や怒りを顔に浮かべながら、状況を
「村からそう遠くない場所に巣穴があるということか…。」
「村長。どうするよ?」
「ふむ…。このまま放置しておく訳にはいかんじゃろう。またいつ襲われるかわからんし、奴らは
村長は
「ならばまずはゴブリンの
村人たちは、話し合いの結果、ゴブリンの巣穴を探し出して
◇ ゴブリンの巣穴 ◇
「ここが例の巣穴か…。」
村人たちが必死に探した結果、『北の山』北西側の斜面にゴブリンの巣穴を見つけた。
村人の話では、ここはクマの巣穴だった場所らしいので、そこからクマを追い出してゴブリンが住みやすい環境に作り直したのだろうとのことだった。
村人の中から20名が
アシュアさんのような老人たちは、
以前より経験やレベルが上がり、村で一番の戦力と認められた私は、村人の先頭に立って巣穴内を
(ん!?この感じは…。)
不思議な感覚としか言いようがないが、息を
私も声を
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