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2024年2月13日 22:25
もってぃです。今回は30万字超の作品を通読して頂き、ありがとうございました。先ず、今回読んでいただいた『皇女と候補生と航宙軍艦カシハラ号』ですが、これは私の長編(10万字超)作品としては処女作であったことを挙げさせてもらいますね。投稿サイトに公開した3作目です。『神亡き世界の黙示録』は本作よりもずっと後になって書いています。ま、それはおき、〝海外小説の翻訳調の筆致〟と持ち上げて頂き、こそばゆくも嬉しく感じております。私の文章を〝読みやすく〟と言ってくださる読み手さんは、過去に何人かは居ましたが、それほど多なく、むしろ(コメントを下さる方の)大多数は〝全く頭に入ってこない〟という評価です。正直、この評価の落差には。都度、悩まされてしまいます。それと〝もってぃ様は物事や場面の大枠を埋めるのは得意な方のようなので〟というのは、よく見て頂けてるな、と。私のプロットの構築の仕方は、当に仰る通りです。さて、〝気になった点〟についての私の言い分です。➀ルーズすぎる情景描写に関しては、むしろそう言ってくる読み手は希少だな、と感心してしまいました。多くの(コメントして下さる)方は、〝情報過多で(男爵イモさんとは逆方向に)読み手のことを考えていない〟という指摘でしたから。〝もう一押し、読者に想像させるための働きかけがほしい〟という指摘は、なるほどそうかもしれない、と感じた次第です。その上でアドバイスにあった〝においなどの生活感〟には、とても〝刺さるもの〟がありました。私は青春系のジュブナイルもいくつか書いてますが、関連して勉強した折、やはり匂いを文字に起こせると作品に奥行きが生まれる、というような主旨の、とある商業作家さんの言葉を読み(――何かの作品のあとがきだったと思います)、これはやってみたいと思っていました。ただ本作については、ともかくプロットに沿って登場人物を動かすのに精一杯で余裕がなく、このようなことになっています。確かに、もう少しうまく書けるようになりたいものです。➁本作の目指すところに関してですが、概ね、首肯です。〝神の視点〟の言及には、日頃の想うところを少々。自発的にコメントをくれる多くの読み手さんは、もっと登場人物を絞って彼の視点から物語を語り、読者の共感を得るように書くなければいけない(……それができていない)と言ってきました。青春/恋愛ものなんかは特に。私としては、相手がそのとき何を感じてどう思ったのかが(読者として)気になるし、相手を怒らしたり気分を害してしまったときの(言葉に出来ない)〝言い訳〟なんかが重要というふうに思ってしまうので、一方的に主人公の視点から物語を語るのは好みじゃないなあ、なんて思っています。程度の問題ですけど。それで、視点を若い男女みたいな小さなものから、国家や組織間の関係に広げると〝神の視点〟になって、やはり一方的な言い分だけで進んでいく物語には抵抗感が湧いてしまうのです。(ここで言っているのは、例えば、ただ隣国の王子が気に入らない、というくらいの理由で攻めてくる敵役や、それに条件反射で対応するだけで王子は救国の英雄になり挙国一致が成されるといった展開……のようなことです。)とは言え、物語のテンポが悪くなっている現状は確かによろしくないとは思っています。あとは……『神亡き世界の黙示録』で頂いたアドバイスもそうでしたが、男爵イモさんが主人公に求めるヒロイックな属性は、私よりも大きいですよね。それについては、後日に回すとしましょうか。意見交換のための『近況ノート』も開きました。これからしばらく、よろしくお願いします。
作者からの返信
もってぃ 様近況ノートの開設ありがとうございます。コメントはそちらの方にさせていただきますね。こちらこそ、よろしくお願いいたします。
もってぃです。
今回は30万字超の作品を通読して頂き、ありがとうございました。
先ず、今回読んでいただいた『皇女と候補生と航宙軍艦カシハラ号』ですが、これは私の長編(10万字超)作品としては処女作であったことを挙げさせてもらいますね。投稿サイトに公開した3作目です。
『神亡き世界の黙示録』は本作よりもずっと後になって書いています。
ま、それはおき、
〝海外小説の翻訳調の筆致〟と持ち上げて頂き、こそばゆくも嬉しく感じております。
私の文章を〝読みやすく〟と言ってくださる読み手さんは、過去に何人かは居ましたが、それほど多なく、むしろ(コメントを下さる方の)大多数は〝全く頭に入ってこない〟という評価です。正直、この評価の落差には。都度、悩まされてしまいます。
それと〝もってぃ様は物事や場面の大枠を埋めるのは得意な方のようなので〟というのは、よく見て頂けてるな、と。
私のプロットの構築の仕方は、当に仰る通りです。
さて、〝気になった点〟についての私の言い分です。
➀ルーズすぎる情景描写に関しては、むしろそう言ってくる読み手は希少だな、と感心してしまいました。
多くの(コメントして下さる)方は、〝情報過多で(男爵イモさんとは逆方向に)読み手のことを考えていない〟という指摘でしたから。
〝もう一押し、読者に想像させるための働きかけがほしい〟という指摘は、なるほどそうかもしれない、と感じた次第です。
その上でアドバイスにあった〝においなどの生活感〟には、とても〝刺さるもの〟がありました。
私は青春系のジュブナイルもいくつか書いてますが、関連して勉強した折、やはり匂いを文字に起こせると作品に奥行きが生まれる、というような主旨の、とある商業作家さんの言葉を読み(――何かの作品のあとがきだったと思います)、これはやってみたいと思っていました。
ただ本作については、ともかくプロットに沿って登場人物を動かすのに精一杯で余裕がなく、このようなことになっています。
確かに、もう少しうまく書けるようになりたいものです。
➁本作の目指すところに関してですが、概ね、首肯です。
〝神の視点〟の言及には、日頃の想うところを少々。
自発的にコメントをくれる多くの読み手さんは、もっと登場人物を絞って彼の視点から物語を語り、読者の共感を得るように書くなければいけない(……それができていない)と言ってきました。
青春/恋愛ものなんかは特に。
私としては、相手がそのとき何を感じてどう思ったのかが(読者として)気になるし、相手を怒らしたり気分を害してしまったときの(言葉に出来ない)〝言い訳〟なんかが重要というふうに思ってしまうので、一方的に主人公の視点から物語を語るのは好みじゃないなあ、なんて思っています。程度の問題ですけど。
それで、視点を若い男女みたいな小さなものから、国家や組織間の関係に広げると〝神の視点〟になって、やはり一方的な言い分だけで進んでいく物語には抵抗感が湧いてしまうのです。
(ここで言っているのは、例えば、ただ隣国の王子が気に入らない、というくらいの理由で攻めてくる敵役や、それに条件反射で対応するだけで王子は救国の英雄になり挙国一致が成されるといった展開……のようなことです。)
とは言え、物語のテンポが悪くなっている現状は確かによろしくないとは思っています。
あとは……
『神亡き世界の黙示録』で頂いたアドバイスもそうでしたが、男爵イモさんが主人公に求めるヒロイックな属性は、私よりも大きいですよね。
それについては、後日に回すとしましょうか。
意見交換のための『近況ノート』も開きました。
これからしばらく、よろしくお願いします。
作者からの返信
もってぃ 様
近況ノートの開設ありがとうございます。
コメントはそちらの方にさせていただきますね。
こちらこそ、よろしくお願いいたします。