【カクヨムコン9】多分、エッセイ。の2。

豆ははこ

第1回 やっぱりネコタイプロボットが好き、も、2。そして、『多分、エッセイ。』誕生秘話も。

 こんにちは。

『多分、エッセイ。』第2弾がやって参りました。


 きっと、恐らく、多分、『多分、エッセイ。』を読んで下さっている皆様がここを読まれていると思います。


 ですが、一応。

 もしかしたら、の前作未読の方がおられましたら、こちらを。

 どこかの店長がジャンピング土下座をかまし、また別の店では爆発するコロッケが。


 普通に食事をしたい、ただそれだけなのに、が叶わない「食事運」というものに翻弄される豆ははこ、こと若き豆、でございます。

 https://kakuyomu.jp/works/16817330666437305578

 こちらがその前作です。よろしくお願い申し上げます。


 ……それでは、もう未読の方はいらっしゃらないと信じまして。


 多分、エッセイ。その最終回。


 そこに現れましたかわいらしいネコタイプロボット。

 おかげさまで、皆様からの知識も頂きまして、いざ、参らむ(ん)、再会へ。


 意気揚々と行って参りました。


 今回は、我が子さん(年齢性別人数は秘密でお願い申し上げます)も一緒に、でございます。


 恐らく大多数の方がご想像されたであろう、ネコタイプロボットが配膳担当ではなく、人間の店員さんが配膳。がっかり……は失礼ですが、そう感じてしまった。のお話。


 なんと、それでは、なかったのです!

 実は豆ははこもそうなるだろうな……と思っておりました。我が子さんのおかげかも知れません。


 そう、きてくれました、ネコタイプロボット。

 なんと、卓番号も合っています!


「……これ、少し多いね」


 すると、やはり。何かが起きました。


 先に、我が子さんのデザートが。

 それはいいのです。食後指定ではないので。


 我が子さんの言葉。


 はい、少し、多い。そうなのです。

 例えますならば、クリームがプラス、みたいになっていたのです。


 ただ、多分、これをお店に申し出たら廃棄ですよね。

 他のテーブルに置かれたものは他のお客様には出せないでしょうから。


 ですから、普通に食べてもらいました。


 ですが。また、が起きてしまったのです。


 豆ははこの料理がきたのに、我が子さんのものがきません。


「……お母さんのが、うつっちゃったかな」


 。食事運ですね。


 いけません、我が子さんを不安にさせては!


「今から5分待って、こなかったら店員さんに言うから」


「10分でいいよ」

 優しい我が子さんの言葉。

 とりあえずドリンクバーでおかわりをして、10分待ちました。


「10分だね」

 時が過ぎました。


 豆ははこにしては素早い動き。店員さんを選びます。


 ……見つけた、多分、店長さん。


 食事運の悪さという哀しい経験値の高さ。

 豆ははこアイは、この人に言え! という店員さんを見つけ出すのが得意です。


 残念ながら、その人が普通の行動をして下さるかどうかまでは分かりませんが。


「すみません。一緒に注文しました子どもの料理がきておりません」

 ここは、簡潔明解に。


「申し訳ございません。失礼をいたします」

 タブレットを確認されたので、これがきていないと説明。


 「ただ今」と確認に向かう店員さん。


 よかった、普通の動きの店員さんです。


「たいへんに申し訳ございません。お客様のご注文の品を配膳ロボットにのせました者が間違えまして、そちらが他のお客様のところに行っております。料理は既に、召し上がっておられまして」


 ……やられました。


 またしても、ネコタイプロボットではなく、人的なミスです。


 しかし、これならば豆ははこの食事運の悪さの範囲内と言えるでしょう。

 ですから、我が子さんの料理だったのはたまたま、なのです。


「それでは、持ってきてもらうのは無理ですね。何分お待ちすればいいですか」


「それはもちろん、すぐに」


 確かに、すぐに、でした。

 しかも、先にきていたメニューのうち、小皿のものが「サービスです。残して頂いてももちろんかまいません」と一緒に。

 食べられない量のカツカレーなどではありません。サービスとして、適切です。


「ほら、こんなにすぐに対応してもらえるなら大丈夫、たまたまだよ」


「そうだね、お母さんのだったら、もっと色々あるよね」


 よかった、我が子さんは安心してくれました。


 ちなみにこのまた次にファミレスに行きましたときにはなんと、ネコタイプロボットのお耳を撫でることができました。


 撫でると喜ぶが、しつこいと嫌がられる。


 前作コメント欄の皆様からのあたたかなアドバイスです。


『ありがとう、お食事楽しんでニャン!』


 ……こんな風に聞こえました。


 ありがとう、ネコタイプロボット!

 

 そして、こちらはさかのぼりましたある日の我が子さんとの会話です。


「お母さん、クラスの子に聞いたら、ファーストフードで注文したものの確認ってしないらしいよ、驚かれた」


 なんと、普通のご家庭ではファーストフードのソースなどはきちんと入っているのが当たり前。


 しかも、商品が足りない、は前提ではない!


「じゃあ、いきなりジャンピング土下座でお詫び、とかもされないんだね」 


「それは……ないよ。そもそもファーストフードでの確認作業が当たり前、ってことに驚かれた」


 へええ。驚かれたの。


 だったら書いてみようか。


 もしかしたら、交流させて頂いている皆さんなら、読んで下さるかも。


 これが『多分、エッセイ。』誕生秘話でした。 


 交流して下さる皆様、そして、ご覧下さいました方々。本当にありがとうございます。


 第2弾。薄味となってしまいましたが、よろしければ、またどうぞよろしくお願い申し上げます。










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