第52話 我が家に帰って…
フェンリル様に迷宮を踏破した事を報告し、運良く黒龍(ヘイロン)も使役することが出来た事も付け加えた。
「流石は我の義兄弟じゃ」
表情は読み取れないが多分喜んでいるね。
「それもこれもフェンリル様の協力があってこそですよ、本当にありがとうございます」
「そうか、ではミノタウロス5体でよいぞ」
「……。」
黙ってミノタウロス5体を無限収納から出して
「では、僕達は帰ります」
皆で手を繋ぎマイスイートホームを思い浮かべる。
次の瞬間[フローランドの光]の姿は消えた。
出されたミノタウロスをすぐに口にしたフェンリルはヒカリ達が帰ったことに気付いていない。
「義弟よ、酒も…?」
一瞬にして我が家に帰って来たヒカリ達は皆んなで
風呂に入る事にした。
ヒカリのクリーンの魔法で身体は清潔に保たれているが、やはりひと仕事終えたあとは風呂に入りたくなる。
本当は1人で入ろうと思ったのだがマリンが一緒に
入ると言い出したらなし崩しに皆んなで入ることに
なってしまった。
「次はいよいよ北へ向うか…」
湯に浸かりながらこの先の事を考える。
「ダーリン、お腹すいた、しよう?」
いやいやどっちよ……カプッ!?
俺を食べるのか〜い!
俺は慌てて宣言した。
「今晩は留守番していたレオナとミラノさんの日とするので他のメンバーは明日以降になります」
するとシンシアが
「それじゃあマリンは?」
「マリンのは食事らしいので見逃して下さい」
なんとかノボセる前に風呂から上がれました。
食事はミラノさんとレオナが作ってくれて久し振りに皆んな揃っての晩餐になった。
食事をしながら明日以降の予定を話す。
明日は僕はギルドに行って西の森で狩った獲物を売却して暫くこの街のギルドの依頼は受けないことを
伝えて置く。
他のメンバーは北上の旅の準備をしてもらう。
そして今晩の夜伽はミラノさんとレオナにお願いした。
寝室でことに及ぶ前に空間転移を習得したので北上の旅に出るが毎日ように帰って来ることを話して安心してもらった。
ミラノさんには求めに応じて激しめに彼女が気を失うまで攻め抜いた。
レオナには安定期に入るまでは添い寝するだけにしようと二人で話して決めた。
いよいよこの街を出て魔王討伐の旅が始まる。
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