第43話 西の森を偵察
自分に子供が出来る…ますます死ぬわけにはいかなくなった。
その為にはどうするか?
とにかくレベルを上げるしか無い。
西の奥の森に行くべきなのだろう。
しかし西の森は未踏の地、どんな危険が待っているかわからない…。
シンシアにはまだ危険かもしれない。
取り敢えず僕とマリンの二人で偵察してこよう。
西の渓谷のをマリンと二人で進む、出てくる魔物を瞬殺し何の問題も無くひたすら進む。
あっという間に例の横穴を通り過ぎる。
これより先は人類未踏とされている土地だ。
先を見るが狭くて暗く見通せない。
「マリン、ここからは飛んで行こう」
「りょうか〜い」
4、500メートル進むとその先は鬱蒼とした森が広がっていた。
すぐ近くに魔物を感知して近付いてみる、オーガだ
オーガが3体現れた。
僕はオーガの1体を相手にする。
他の2体はマリンに任せた。
オーガは力はオークジェネラルに匹敵するほど強いが、遅いのだ。
攻撃も余裕で交わせるしすぐに後ろを取ることも出来た。
「ダーリンお腹空いた」
すでにオーガ2体を倒したマリン…。
お昼にはちょっと早いが…オーガを食べてみるか。
結界を張り焼肉の用意をする。
熱した石の上にスライスした肉を並べた。
ウマそうな匂いにマリンのヨダレが止まらない。
焼けた肉を特製ダレで食べてみる。
「ダーリン!うまいぞ!」
マリンがあまりの旨さに飛び跳ねる。
10キロ位用意した肉をぺろりと食べ終えた…。
「ダーリン…ぬふふ」
そうなのだ、オーガの肉はとても栄養価が高くアッチの方にも効いてしまうのだ…。
こうなったマリンは誰にも止められない。
まあ僕もオーガの肉は食べたし迎え撃つ。
………5回戦終了………
「ダーリン、これくらいで許す」
「あ、あり…がと…」
気を取り直して森の探索を再開しよう!
暫く近隣の状況を確認するとオーガとワイルドウルフしかいない。
パーティーでレベル上げも可能のようだ。
そんな事を呑気に考えていたその時…!!
背筋が凍りつくような視線?を森の奥から感じた。
マリンも身構えていた。
しかしそれは一瞬の事ですぐに感じなくなった。
「今日はこれまでにして帰って皆で焼き肉でもするかな」
「ダーリン、それ最高!」
話が決まったので帰ることにした。
特に何も考えずにミラノさんに中庭のスペースを借り僕の女の子達を集めて皆んなで焼肉パーティーを
した…オーガの肉で………
「マリンばっかりズルいっ!」
シンシアが怒る。
その隙にラナが僕に馬乗りに…ミラノさんはミイシャを寝かせて戻ってきた。
「ヒカリ君、私の分も残ってるわよね」
そう言ってキスをしてくる。
「次は私の番だよ〜、も〜」
シンシアがまた怒る。
僕の《性の三種の神器》?を使っても身体は1つしかないから皆んなで一遍にだと追いつかない…。
ここは順番に2回ずつでお茶を濁そう。
「ダーリン、もう1回!」
「だから次は私だってばあ〜!」
この酒池肉林は明け方まで続くのであった…。
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