第42話 ヒカリ驚きの事実が…

 久し振りの二人きりに燃え上がったシンシアとの

情事のあと、ピロトークでシンシアの代わりにボルノさんのパーティー『ノクチの光』に入るウィザードの冒険者が見つかったらしくギルドの手続きが終わり次第僕らのパーティーに合流出来るらしい。

シンシアが合流するのなら今の3人の仮パーティーもきちんと登録しなければならないな。

後でレオナさんに会った時に相談しよう。

シンシアにこのあとギルドに行く用事がある事を告げ二人で部屋を出る。


 ギルドの従業員通用口の方に回って待っていると間もなくレオナさんが仕事を済ませ出て来た。

食事をする為にいつものホテルのレストランに入る

昼に会った時から甘えたかったレオナさんに促され

そうそうに部屋に移る。

彼女はドアの鍵を後ろ手に締めるとすぐさま熱いキスをしてくる。

完全にスイッチが入った状態だ。

僕の上着を脱がしながら自分の服も脱いでいく、もちろんディープキスをしながらである。

ベットに行くのももどかしく全裸になった彼女は自ら僕を導き息を荒げ激しく突き上げる事を求めた。

それだけで満足せず、ベットに四つん這いになり更に僕を求める。

やっと一息ついた時、彼女は寂しかったのとそういう求める時期が重なって止められなかったと照れながらも白状した。

いつになく素直で照れまくる彼女に再び興奮しもう1ラウンド頑張ってしまった。

満足したのか幸せそうな寝顔の彼女に腕枕をして僕も眠りについた。


2、3時間眠っただろうか、僕の寝顔を覗いているレオナさんに気付いて目を覚ました。

そこで僕は衝撃の事実を伝えられる。

「目が覚めた?パパ…」

「へっ?」

まだ少し寝惚けた頭で理解が追い付かない。

「貴方はパパになるのよ」

「え、え〜っ!?ほ、本当に〜っ?」

「ホントに本当よ、パパ」

「…………。」

前世でも独身だった僕にとって初めての自分の子供…不思議な何とも言えない感情に泣いていた。

「びっくりさせてごめんね、実は私…貴方の子供が欲しかったらちゃんと計算していたの。月のモノがないからもしかしたらって…産婆さんに透視してもらったら確かにいるって…本当は安定期に入ってからと思ってたけど嬉しくって…嫌だった?」

「嫌なわけ無いよ!嬉しいよ。だけどこんな僕が

ちゃんと父親に成れるかな?」

「二人で、うううん、皆で育てるの」

「僕、もっと頑張るよ」

「頑張り過ぎないでね、パパ」


その後、皆に報告すると自分のことのように喜ばれるが…皆も妊娠したら絶対に産むと宣言された。

どれだけ魔王が強くても死ぬわけにはいかない理由が出来た。

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