第37話 覚醒?

ヨルムンガルドに引きずられるように異空間に移ると彼女がかの大蛇の化身だと思い知らされる。

まずはキスの段階でいきなりディープ…、

「これがキスというやつか、昂ぶる昂ぶるぞ!」

そう喜び僕の舌を巻き上げ、吸い上げる。

次の段階に進んでも

「おうっ、その先端がたまらぬ、そこをもっと吸えっ、いや、噛めっ、噛むが良いぞ…くふっ」

興が乗ったのか僕自身を捕まえ口元へ引き寄せ

「味あわせてもらうぞ!」

ああ、いきなり全開の舌遣いで堪らず果ててしまう

ゴクゴクと喉を鳴らしたあと

「うまいっ!うまいぞ!もっと飲ませろ」

たて続けに5回も絞り取られる。

このままでは…、攻めに転じるしかない。

彼女の弱点をソフト&クイックリイ…出力全開っ!

ビクッ、ビクビク……やったか?

「なかなか良かったぞ、次はこっちで…」

やってなかった…、彼女は馬乗りになってきた。

ロデオ大会の開幕だ。

彼女はとんでもないロデオドライブを繰り出してくる。

まさに待った無しで容赦無し、一切の反撃も許さず

攻められ続ける。

しがみつき何とか動きを止めようとするが…中の動きが止まらない…スゴイ、凄すぎる……

負けた…?僕は白い光の中で白い緩やかな川の流れに流されながら浮かんでいるのか?…。

ここは何処だろう?気持ちいいから何処でも良いか

「……!…なさい!」

どこからか声がする…?

「起きなさい!ヒカリよ!」

声の主はフローラ様だった。

「貴方はこんな所で負けてはいけません」

「僕に勝てるのでしょうか?」

「【性技の使者】を超え【性技のヒーロー】と

 なるのです」

そう言って女神様は僕の額、心臓、そしてアソコに

祝福のキスをした。

……

………

ヨルムンガルドまだまだ足りぬとばかりに腰を振りたくる…が、

「何じゃ?急に中が…?届いてくるう〜!?」

気を失っていたヒカリの身体からは光り輝く金色の

オーラがほとばしる。

ヒカリは目を開けるとヨルムンガルドの乳房を握り

押し倒した。

「ここからはオレのジカンだっ!」

そう言い放つヒカリの髪の毛は逆立ち白に近い金髪に…スーパーヒカリに進化したようだ………?

固く、長く、太く…スゴイ進化だ…?

腰の動きなど残像で止まって見える程だ。

「タンマ、タンマ、止まってっ!オカシクなるう!ダメ、死ぬ、死んじゃう〜!」

流石のヨルムンガルドもキャラ崩壊である。

勝ちが見えても決して攻め手を緩めない。

気をヤッては起こされ気をヤる…無限ループだ。

ヨルムンガルドに対してはここまでしなければ

勝てないのだ。

「マイッタ、もう降参するから〜」

最後にそう叫んでまた気を失ったようだ…。

……

………

ヨルムンガルドは今までに感じたことのない心地良い眠りから幸せな気持ちで目覚めた。

ふと見ると腕枕をしたヒカリがコチラを見ている…

きっと寝顔も見ていたのだろう。

「おはようヒカリ」

「ああ、おはよう」

「これで私は身も心もヒカリの物ね」

「ああ、お前はもう僕の女だよ、だから今後は

 ヨルムと呼ぶことにするよ」

「ええ、わかったわ。ところで金髪の時と随分と

感じが違うわね?」

「ああ、あれは僕であって僕とは違う存在なんだ」

「ヒカリってやっぱりすごいんだね」

それからヒカリはこの世界に来た経緯、女神の依頼で魔王を倒さねばならない事、その為にレベルを上げなければならないことなどを説明した。

説明を聞き暫く何かを考えていたヨルムは

「それなら西にある渓谷の更に奥にある森に私の兄がいるわ、その森なら貴方のレベルを上げるのに役に立つと思うし兄も協力してくれるかも…?」

「わかった、ここを出たら向って見るよ」

そう言ってからサキガワ市にあるギルド本部に1週間程行くことを思い出し説明しておいた。

「さあヨルム、戻ろう」

二人はマリンとラナの元へ戻るのだった。


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カクヨムさん、今回のお話はあくまでもヒカリと

ヨルムのバトルです。

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