第3話 依頼

ヨイショヨイショ、と言わんばかりに鶴便バード・オブ・レター

がドアの隙間から入ってきた。

「ルド・ジンギだ、今晩9時に少女を1人連れてくる、その子の護衛を頼みたい」

そう、俺にそう言うと燐のついた足をシュッとすると自決した。

オーケ今晩の9時かまだ8時半だまだ一服する余裕がある。

俺はアップルベントのパイプにチェリーの芳香のするそれを入れると、マッチで火を付けた。

スパスパ吸って火種を作る。フーッと深呼吸をする。

うまい…………うまかった。チョリソーアイスなんか比較にならないくらい。

そしてスパスパとやりながら、9時まで有意義に過ごした。

そして、9時になったピッタシだった。

トン……トン……トンと3回ドアがノックされた。

ゆっくりと3回これが俺たちの符号だった。

俺はパイプの灰を捨てるとドアの鍵を外した。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る