閑話 人々の変化


1917年には、モンスターが現れ人類は淡々とモンスターと戦い続けている、それは絶滅戦争である。

 だが人は慣れる物である、なんせもう数年もすれば百年も殺しあってきた中なのだから。

 モンスターを何も知らず呑気に暮らす世代はもはやいない、モンスターがいるのは日常で、モンスターを殺す殺されたもまた日常の一コマに過ぎない。

 モンスターが居ない平和な時代なんて歴史書の中だ、歴史を振り返っても殺し合いは変わらない、モンスターではなく人間同士になるだけである。

 ある意味、同族同士が必要以上に殺し合いのしないこの世の中は知的生物として健全なのかもしれない。


ある日変わった人がでてきた。

 ある日突然に、モンスターとの戦いの最中だった、あるものは超人のような力に、あるものは魔法のような力に、この様な能力がある人々が出てきた、それはモンスターとの戦いに変革をもたらした、後に第一世代と言われる人間である。

 能力は無限に使える訳ではない、何かしらの代償が伴うからだ。

 更には第二世代と言われる人間も出始めた、それは第一世代同士の子どもにあたる、その子たちは何かしらの能力を先天的持つ今までに無い人間だった、先天的に能力を持つ故に、第一世代よりより能力が習熟している者も多く新たな希望になるやもしれない。


モンスターは憎むべき存在だが、モンスターを殺すと残すモンスターコアは人類の技術レベルを押し上げる革新的な存在だ。


1917年寒い冬の中不特定多数の兵士たちの事だ、当時モンスターと戦っていた兵士たちは、モンスターコアを戦利品として多く出回っていた何故かと言うと。

 おとぎ話のごときモンスターは倒すと灰となり朽ちるそしてモンスターコアを残す、それは宝石のような美しさがありおとぎ話の英雄になったとたいへん人気があった。

 暖を取る薪や燃料が足りなくなり、兵士たちは思った此は燃えるんじゃないか?と今起きている事が十分におとぎ話の様なことなのだから。

 結果としてモンスターコアはとても良く燃えた、エネルギー資源としてのモンスターコアの発見だった、後の研究により生物にも作用する事が解り医療革新、緑の革命の助けとなる。

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