7. 異世界ほのぼの日記3 ㉖~㉚
-㉖ 気の強い女将-
ネフェテルサ王国のパン屋の前を出発してから2時間後、2人の乗った軽トラはダンラルタ王国の山中を走っていた。
ナルリス「すまんなウェイン、俺から言い出した事なのに車出して貰って。」
ウェイン「良いんだ、ドライブは数少ない趣味の1つだからね。」
ウェインの運転が上手かったのか、ナルリスは眠ってしまっていた。暫く走っていると、そこには山の中で随一と言って良いほど開放された草原が広がっていた。よく見れば乳牛が数頭草を食んでいる、どうやらここが目的地らしい。そこから数百メートル先に受付らしき小屋があり、ウェインはその前に車を止めた。
ウェイン「先に中に入っていてくれ。」
促されるままにナルリスがドアを開けると、中では瓶に入った牛乳や自家製のアイスクリームが売られていた。別の一角には駄菓子もあり、獣人族の子供達が小遣いを握りしめて買い物を楽しんでいた。しかし、従業員らしき人影は何処にも見当たらない。ナルリスが奥にある台にふと目をやると、そこにはレジとベルが置かれていて「御用の方はベルを鳴らして下さい」と書かれたメモが添えられていた。
子供「おじさん、ガム頂戴!!」
どうやら店員と間違えたらしく、無邪気にナルリスに声をかける子供。
ナルリス「ごめんね、おじさんここの人じゃないんだ。ベルを鳴らして呼んでみるからちょっと待っててね。」
ナルリスがベルを鳴らすと、けたたましい音が響き渡ったのでナルリスは思わず耳を塞ぎ声を漏らしてしまった。
ナルリス「うっ・・・。」
それから数秒後、笑いながらウェインが入って来た。
ウェイン「お前だな、ベル鳴らしたの。
ナルリス「何で分かったんだよ。」
ウェイン「そのベル、音がバカでかい事で有名なんだよ。それ位でないと中に聞こえないんだってさ。」
それから暫くすると、牧場の方から従業員らしきバルタンの女性が飛んで来た。
女性「ごめんなさいね、牛が一頭お産を迎えちゃったのよ。」
子供「おばちゃん、遅いよ。」
女性「こら、「お姉さん」だろ。言う事を聞かない子にはお菓子を売らないよ。」
子供「お姉さん、ごめんなさい・・・。」
女性「分かりゃ良いんだ、ほら、ガム1個30円ね。食べたらちゃんと歯磨きするんだよ。」
手を振って子供達を見送った女性はナルリスの方に目をやった。
女性「あんたも買い物かい?」
ナルリス「ああ・・・、すみません。私ナルリス・ダルランと申します。昨日友人から連絡があったと思うのですが。」
女性「ウェインさんから聞いているよ、私はここの女将のマムイってんだ。よろしくね。」
2人が自己紹介を終えた頃、こそこそアイスを食べていたウェインがやって来た。
ウェイン「おばちゃん、お産見に行かなくて良いのかい?」
マムイ「「お姉さん」だろ、それと王族の1人が無銭飲食とは感心しないね。」
ウェイン「ちゃんと払うよ、ほら。」
ウェインはポケットから小銭を出した、適当に出した様に見えたが金額は丁度だった。
ナルリス「あのお姉さん、お産の方は大丈夫ですか?」
マムイ「ふふふ、マムイで良いよ。そうだ、良かったら見ていくかい?」
ナルリス「是非、お願いします。」
乳搾り以上に貴重な経験が出来そうだと胸を躍らせるナルリスとウェイン、そうして2人は牛舎へと案内された。奥の一角で数人のバルタンやレイブンが集まっていた。
マムイ「父ちゃん、どうだい?生まれたかい?」
-㉗ 大きな気持ち-
小売りをしている建物から牛舎まで訪問者たちを案内した女将がすぐ近くにいた主人に様子を伺った時、主人の手には汗が握られていた。
主人「まだ、苦戦しているよ。もうすぐなんだけどな。」
牛舎には主人以外に数人の鳥獣人族が集まって新たな生命の誕生を心待ちにしていた。
バルタン「もうすぐだ、頑張れ。」
レイブン「もう頭が見えてきているぞ、もうひと踏ん張りだ。」
皆に囲まれた牛はずっと苦しそうに鳴いていた。
ナルリス「もしかしたら光もあの時、そうだったのかな・・・。」
ナルリスは娘が産まれた時の事を思い出した、確か4~5時間程の長丁場だった様な。
ナルリス「帰ったら思いっきり抱いてやるか。」
主人の一言を『察知』したのか、妻から『念話』が飛んで来た。
光(念話)「何それ、照れるじゃん。付き合ってた頃みたいなこと言わないでよ。」
ナルリス(念話)「ハハハ・・・、それ位感謝してるって事さ。」
その時だ、母体から赤子が産まれた。そして、そこにいた全員が涙を流して祝福した。
それから数分後、牧場の主人であるレイブンがマムイに声をかけた。
主人「マムイ、そちらの方はもしかして昨日の?」
マムイ「ああ、父ちゃん。ナルリス・ダルランさんだ、見学に来たんだって。」
主人「そうか・・・、すみません。申し遅れました、私ここの主人のレーウェンと申します。何もない所ですがゆっくりとお過ごしください。」
ナルリス「ご丁寧にありがとうございます、今でも貴重な場面を見せて頂けたので嬉しく思っております。」
レーウェン「そうでしょ、ここでも新たな生命の誕生はなかなか遭遇出来る事ではありませんし、やはり「感謝」と言う言葉でしか自分の気持ちを表せない気がしますよ。」
そう言いながら、牧場の主人は辺りをずっと見廻していた。
ナルリス「あの・・・、どうかしましたか?」
レーウェン「そう言えば、ウェインと一緒では無かったんですか?」
確かに牧場に連絡したのはウェインだからその場に本人がいないのは何となくおかしい。
ナルリス「えっと・・・、さっきまで一緒にいたんですけどね・・・。」
レーウェン「そうですか、どうせあそこでしょう。」
2人が数メートル歩いたと所、牛舎の入り口付近にウェインがいた。レーウェンの様子から伺うに、いつもの事らしい。
レーウェン「ウェイン・・・、お前ここに来る度に牛の乳を搾り飲みすんなって何回言えば分かるんだ。」
そう、ウェインはこの牧場に来ると毎回乳牛の乳を搾って直接口に注入して飲みまくっていた。
レーウェン「あのな・・・、確かに搾りたては新鮮で美味い事は分かるが殺菌していないんだから安全性に欠けるって何回も言っただろうが。」
ウェイン「ごめんごめん、でもハマっちゃってさ・・・。」
2人が楽しそうに語り合う横でナルリスの下に光から『念話』が飛んで来た。
光(念話)「ねぇ、ナル。私以上に貴方の気持ちを伝えたい人がいるんじゃないの?」
やはり結婚してから長い年月が経っているが故に互いの考えている事が分かる様になっていた2人。
ナルリス(念話)「ああ・・・、やはり光には分かっていたか。実は1人、ここに連れて来るべき人がいるなって考えていたんだ。」
光(念話)「私が今から連れて行こうか、将来の為にも。」
ナルリス(念話)「そうだな、いずれは必要とされることだからいいんじゃないかな。」
-㉘ 決心の先には-
光は自らの提案を受け入れてくれた旦那に感謝してある男性へと『念話』ではなく電話で連絡をした、『念話』だと下手すれば連れて来たい本人にバレてしまうと言うリスクがあるからだ。光は出来るだけ能力に頼らない様にした上で、本人に分からない様に行動したかったらしい。
光「あの・・・、あの子をある場所に連れて行きたいんだけど駄目ですか?」
男性(電話)「自分は構いませんが、何処にですか?」
光「ダンラルタ王国のバラライ牧場に。」
男性(電話)「良いですけど、またどうして?」
光「本人にとってこれからの将来の為に必要なんじゃないかと思って、旦那と話し合って決めた事なんです。」
男性(電話)「だったら・・・、どうぞ。」
男性の許可を得たので光は連れて行こうとする人物の場所を『探知』して『瞬間移動』した後、その人物の肩をぐっと掴んで再び『瞬間移動』した。
光「ナル、お待たせ。」
ナルリス「ありがとう、さて行こうか・・・。」
ナルリスは2人を連れて牛舎へと向かった。
ナルリス「さてと守君、今日君を呼び出したのは他でも無い。一緒に来てくれ。」
そう、ナルリスと光が呼び出したのは豚舎で働いていた宝田 守であった。
守「な・・・、何?!俺仕事中なんだけど。」
光「大丈夫よ、ケデールさんには事前に許可を貰ったから。」
ケデールは自分を贔屓にしている客の言う事に逆らわない事を知っていたので頼みやすい事を覚えていた、それに「本人にとってこれからの将来の為に必要」と言う言葉で念押ししたから尚更反対する訳が無い。
そうして、3人は先程子牛が生まれたばかりの牛舎の奥の一角へと向かった。そこでは先程の母牛が未だに苦しそうにしていた、実は牧場の者達も先程気付いた事だったのだが母牛が妊娠していたのは1頭だけではなかったのだ。
ナルリス「良いか、これから君は貴重な場面を目の当たりにする。きっと将来、この事を思い出して同棲している好美ちゃんに感謝する事になるだろう。人の生き血を吸って生きる吸血鬼の血を引いた俺が言うのも皮肉なことかもしれないがな。」
それから暫くの間、母牛が鳥獣人族達に囲まれて苦しんでいた。マムイやレーウェンも熱い視線を向けていた。
マムイ「貴女には私達がいる、大丈夫だからね・・・。」
レーウェン「お前だけが苦しんでいる訳じゃ無い、安心してくれよ。」
優しい言葉をかけながら母牛の体をさする夫婦。
ナルリス「守君、よく聞いてくれ。もしかしたらだが、これから君は俺と光みたいに好美ちゃんと結婚して子供を授かる事になるだろう。ただ俺達は男だ、光や好美ちゃんみたいに陣痛などを直接経験する訳ではない。でも今のうちにこういった場面を経験しておけば少しは理解して感謝できる様になるかもしれない、だからこの場面をよく見ておくんだ。」
今思えば真帆も別世界で子供が出来た時そうだったのかもしれない、目の前の母牛みたいに長時間の間痛みに耐えて子供を産んだのかもしれない。そう言った意味では「結婚して子供を作る」ということはそれなりに覚悟が必要な事だと息をのんだ。そして・・・。
守「う・・・、生まれた・・・。」
光「私がガルナスを産んだ時もそうだったけど、やはり陣痛に耐えきって子供が生まれた時って感動するもんよ。激しい痛みに耐えてそれまでずっと会えなかった自分達の子供にやっと会えたんだから嬉しさは言葉に表せない位よね、きっと将来、好美ちゃんもこうなる。もしもあんたが好美ちゃんと結婚するならこの事を理解した上で行動して欲しいの。」
守「そうか・・・。」
「結婚して家族を持つ」という事は女性にとってそれなりに覚悟がいるものだ、子供を産むだけではなく産んでから育てるという事に関して自分の人生全てを賭けるという事だ。
守「でも俺はやっぱり好美が好きだ・・・、一生かけて守るって決めたんだ・・・。」
光「あんたに覚悟があるのは聞いたけど、これ聞いてみ。」
好美(念話)「守ぅ~、早く帰って来て~、ビール片手に待ってるから~。」
-㉙ あの日の涙-
好美からの『念話』を受けた3人は、同時に携帯を開いた。時計が守の退勤時間の少し前を示していたが光はある事を考えていた。
光「ねぇ、私達が守君を連れて来る事で本人の退勤時間はどうなるんだろう。」
そう、光は現状をケデールが「休憩時間の延長」と捉えて守の退勤時間を延長するか、それとも「接客(仕事)中」と捉えるかを考慮していた。
そんな中、光の思考を『察知』したのか肉屋の店主から『念話』が飛んで来た。
ケデール(念話)「守、今日はそんなに忙しくないからこっちに帰って来たらすぐに上がっていいぞ。」
どうやら、ライカンスロープの考えは後者だった様だ。
光(念話)「流石ケデールさん、空気読める人だね。今度1杯奢らせてよ。」
ケデール(念話)「嬉しい事を言ってくれますね、ではお言葉に甘えましょうか。」
2人が何気ない会話を交わしている横で、守は1人肉屋のロッカールームへと『瞬間移動』して荷物を引っ張り出すと好美の待つ家へと向かった。到着した先で恋人が既に顔を赤くしていたので守はある男性へと電話した。
守「兄貴、ちょっと良いか?」
生まれてこの方、家族と言えば母・真希子だけでずっと1人っ子だった守の言葉に耳を疑う好美。泥酔しているせいか、腕を大きく振り回しながら守を責めた。
好美「守!!誰よ「兄貴」って!!私に秘密しても良いと思ってる訳?!」
男性(電話)「あのマモ君、隣の女の子大丈夫なの?」
守「大丈夫大丈夫、それより好美のシフトの事なんだけど・・・。」
そう、守の言う「兄貴」とは好美と共に王城で夜勤をするニコフ・デランド将軍長であった。2人は「お風呂山」の銭湯で出逢い、酒を酌み交わした後に連絡先を交換していた。因みに「お風呂山」の正式名称はまだ分かっておらず、「いっその事「お風呂山」を正式名称にしてしまおうか」という議題が王国議会で上がった位だ。
それはさておき、ニコフは守の言葉に驚きを隠せなかったとの事。
ニコフ(電話)「どうして好美ちゃんの名前が出るんだ?」
実はまだニコフは、守が好美と同棲している事を知らなかった。
守「ビルの最上階にある好美の家に一緒に住んでいるんだ、同棲してて・・・。」
電話の向こうで目を丸くするニコフ、しかし本人にとってはそれどころでは無かった。
ニコフ(電話)「という事は俺の娘に手を出したのか?!」
慌てていたのか、とんでもない発言をしてしまった将軍長。勿論好美は、元バイト先の「松龍」の主人である龍太郎やニコフの娘ではないし、本当の父親である操は今でも徳島で元気に暮らしている。
そんな中、ニコフの発言にデジャヴを感じつつ、元の世界での自分の行動を思い出したので否定が出来なかった。
守「まぁ・・・、一応彼氏なので・・・。」
この一言を決して聞き逃さなかった好美、目には小粒だが涙が浮かんでいた。
好美「何よ「一応」って!!ちゃんとした彼氏じゃん!!」
守「うっ・・・!!」
守は好美の涙ながらの口づけに驚きつつも、恋人を全力で受け止めた。
ニコフ(念話)「おーい、どうした?帰ってこーい。」
それから数分の間、将軍長はほったらかしとなっていた様なので電話を切ってしまった。守が電話をかけた本来の目的を達成出来ていないままに。
好美「本当の彼氏にじゃないとキスなんてしないもん・・・。」
守「ごめん、でも好美だけが俺の恋人で、俺だけが好美の恋人だ。」
好美「何よ・・・、前に言ったけど謝罪なんて、「ごめん」なんて言葉欲しくない!!」
-㉚ 大好きが止まらなくて-
昼間から呑んでいたが故の酔いと、堰が崩れたかの様に涙となって溢れた会えない間に積もっていた想いが故に、好美は一層顔を赤くし、誰にも止める事が出来なくなっていた。それどころか守の袖を掴む手が先程よりも強く、そしてより小刻みに震えていた。
好美「ねぇ、会えない間私が守の事を忘れていたとでも思っている訳?!」
守「そんな事、一度も考えた事が無い、本当だ!!」
確かに嘘は言っていない、その上真帆と付き合っていた時も守の心の片隅にはいつも好美がいた。
好美「私がどれだけ頑張ったと思ってんの?!「1人で」って言えば嘘になるよ、こっちの世界に来て不安だった私を支えてくれた人達のお陰で今の自分がいるのは分かるよ。でもね、たった1人、守だけがいなかったの!!それがどういう意味か分かる?!」
守は恋人が涙ながらに放った言葉の重さを感じていた、好美が袖を掴むのをやめて全力で守の事を抱き始めたからだ。
守「俺もだ、一秒でも一瞬でも好美の事を忘れたことは無い。ただ島木さんや結愛から好美の書いた手紙を受け取って読んだ時、どうしようかと思った。「こっちの世界に来るな」って書かれていた時、少し辛かった。」
好美は目を大きく開いた不器用さが勝ってしまったが故に守に贈る言葉の表現を間違っていた様だ。しかし、今は退く訳にはいかなかった。
好美「守に生きていて欲しかったの!!守にずっと笑っていて欲しかったの!!幸せでいて欲しかったの!!」
守「俺の幸せに一番欠けてはいけない物が欠けている時点で、俺が幸せでいる事が出来ると思うか?!」
守の言葉は核心を突いていた、しかし未だ好美は退こうとしない。
好美「「欠けてはいけない物」って何?!もしそれが「恋人」だったら真帆がいたじゃん!!」
結愛から元の世界での守の事を聞いていたので全てを知っていた好美は涙ながらに想いをぶつけ続けた。
好美「いい気味だよね、私の目の前で他の女とキスしたり、私が死んでからすぐに真帆と付き合いだしてさ。2回も裏切っておいて、簡単に許すとでも思ったの?!」
好美が根に持つ気持ちも分からなくはない、ただ「守にとっての1番」が好美である事をずっと理解していたのは他でも無く1番身近にいた真帆だったのだ。ただずっと守が辛い想いをしていた事は結愛を通じて好美に伝わっていたらしい。
そして今度は逆に、守が想いを直接語り始めた。
守「いくら事故だったからって最初にいなくなったのはどっちだよ!!あれからお前がどれだけ周りの皆を泣かせたか分かってんのか?!俺がどんな気持ちであの工場長への復讐を果たしたか分かってんのか?!」
好美「工場・・・、長・・・、が・・・?あのデブ・・・、許さない!!」
守が好美に事故の起こった理由を話すと、好美は強く拳を握った。それを見た守は、ある思い出の品を『アイテムボックス』から取り出して話した。
守「島木さんも同じ事を言っていたよ、その証拠にほら。」
守は好美に思い出の品を手渡した。
好美「2人共、大事に持っていてくれたんだ・・・。」
そう、守が手渡したのは学生時代当時の守が好美に最初に買ってあげた服だったのだ。
好美「ねぇ、私この世界に来て痩せたんだよ。着てみて良い?」
好美は意気揚々と自室へと向かった。そして数分後、あの初々しかった頃の姿で守の前に現れて当時友人達に聞いた時と同様に尋ねた。
好美「どう・・・、かな・・・。」
守「やっぱり・・・、買ってよかった・・・。」
守は当時の事を思い出して涙した。
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