7. 異世界ほのぼの日記3 ⑥~⑩


-⑥ 社長登場-


 つい最近、元の世界で英検3級をやっと取得した女性社長の口調や性格はこちらの世界に来ても一環として変わることは無かった。


守(念話)「結愛か、お前は相変わらずな奴だな。」

結愛(念話)「何だよ、俺は「あの頃」からずっと変わらないぜ。」


 「あの頃」とは勿論、結愛の父親である義弘が西野町学園を買い取り「貝塚学園」とし、理事長として独裁政治を行っていた頃の事だ。2人にとって「最悪の高校時代」と言っても過言ではない。

 守は決して脳から離れない黒歴史を1人思い出していたつもりだったが、大企業の社長には筒抜けだった様だ。


結愛(念話)「おいおい、親父の事を思い出させんじゃねぇよ。あいつと血が繋がっているという事を思い出すだけで今でも吐き気がすんだから勘弁してくれ。」

守(念話)「悪かったよ、俺も思い出したくて思い出した訳じゃねぇよ。」


 2人にとって良い時代とは言えない物だったが、この「最悪の高校時代」が無かったら結愛が社長に就任する事も光明と出逢い結婚する事も無かっただろう。

 そんな中、守は好美から聞いた事を思い出した。


守(念話)「そう言えば結愛、こっちの世界で俺の事好美に話してたんだって?」

結愛(念話)「そりゃあな、あいつはこの世界に来てからずっと「守!!守!!」って言いまくってたからよ。」


 2人の『念話』が聞こえていたのか、噂の本人が横入りして来た。


好美(念話)「言ってないもん!!一言も言ってないもん!!」

結愛(念話)「頭の中でずっと叫んでいたくせによく言うぜ。」


 どうやらこのネクロマンサーにはあらゆる人物の思考が筒抜けになってしまう様だ、この世界では下手な事を考えてはいけない事が納得出来る。


結愛(念話)「確か夜に至っては「守の・・・」って言いながら・・・。」

好美(念話)「分かった!!認めるからそれ以上言わないで!!」


 かなり焦った様子の好美の顔は先程以上に赤くなっていた。


守「好美・・・、お前そんな事考えてたのか?」

好美「仕方ないじゃん、ずっと寂しかったしご無沙汰だったんだもん・・・。」


 酔いからかそれとも本心からなのか、少しぐずりだした好美を慰めながら守は結愛に『念話』を飛ばしなおした。


守(念話)「それで・・・、今日は何か用かよ。」

結愛(念話)「おいおい、用って言ったら今日に至っては1つに決まってんだろうが。」


 次の瞬間、元の世界にいた頃と同じスーツ姿の結愛が目の前に『瞬間移動』して来た。両手にはゲオルの店の買い物袋を抱えていた。

 結愛は右手の袋を高く揚げて微笑んだ後中身を食卓に出し始めた。


結愛「引っ越し祝いに決まってんだろうが、蕎麦買って来たぞ。」

守「悪い、蕎麦はさっき食ったんだ。」

結愛「馬鹿だな、それだけな訳無いだろうが。」


 そう言うと左手に持っていた袋の中身を取り出して再び微笑んだ。


結愛「寧ろこっちがメインだけどな。」

好美「ビール!!欲しかったの!!」


 先程までぐずっていた酔っ払いは袋の中身を見てすっかり機嫌を良くしていた。


守「おいおい、まだ呑むのか?」

好美「何、呑んで何が悪いの?」


 彼氏の言葉に好美は顔をしかめ、守を睨みつけた。


守「ど・・・、どうぞ・・。」

結愛「いやぁ、良い光景だな。これだけで酒が進むぜ。」

守「いや、お前仕事中ちゃうんかい!!」


-⑦ 異世界でも存在する物-


 守は知らなかった、自分が結愛にツッコミを入れた時には既に遅かったという事を。目の前の社長は2人の家に来る前に既に市街地の居酒屋で1杯引っ掛けていたというのだ。それを知るきっかけは貝塚財閥副社長、つまり光明からの『念話』だった。


光明(念話)「守か、まさかお前もこっちの世界に来るとはな。」

守(念話)「確かにな、毒殺された時はどうなるか分からなかったけどまさか俺が異世界に転生できるとは思わなかったよ。」

光明(念話)「それでよ、結愛が迷惑かけてねぇか?あいつ、そっちに行く前に裏路地の店でかなり呑んでたってそこの店主から電話があったんだよ。」

守(念話)「迷惑はしてないけど・・・、今日は無事に家に帰れるかどうか。俺個人は泊めても良いけど。」


 すると光明は「旦那」としてではなく「副社長」として答えた。


光明(念話)「それがそういう訳には行かないんだよ、今日もそうなんだけど隣国にある支社や施設の見回りに行く予定なのに結愛がいなきゃ成り立たないんだ。今も呑んでるって聞いて汗が噴き出ているんだよ。何とかできないか?」


 2人の『念話』をしっかりと聞いていたのか、すっかり顔を赤くしたネクロマンサーが横から入って来た。


結愛(念話)「お前な、副社長なんだから俺抜きでも見回り位は出来るだろう。それに今日まで数カ月の間ずっと休みが無かったんだぜ、今日くらい好きなだけ呑ませろよ。」


 社長の言う事は最もだが副社長も引き下がらない。


光明(念話)「何言ってんだよ、支社の見回りはお前が言い出した事だしお前のサインが無いと承認されない事案がどれだけ山積みになっていると思っているんだ。それと、お前と一緒で俺もずっと休み無しなんだぞ。飯だって最近ずっとカップ麺ばっかりだし・・・、俺の事も考慮に入れてくれないか。」

結愛(念話)「飯の事に関してはお前の所為だろ、機械は得意なくせに料理が出来ないからってずっとカップ麺にしているのは誰だよ!!」

光明(念話)「お前が家に帰ってすぐに馬鹿みたいに呑むのが原因だろうが、せめておつまみやおかずを作ってから呑め!!」


 ずっと夫婦喧嘩を聞かされている恋人達は頭痛がしてきた。


好美(念話)「お前らな・・・、折角の酒と肴が不味くなるから喧嘩はやめろや!!」


 久々の「鬼の好美」の出現にビビってしまう貝塚夫妻。


結愛(念話)「好美・・・、悪かったよ。今日の見回りは無しにして光明も今から休みにするから許してくれよ。」


 結愛が必死に宥めようとしたが好美は一切引き下がらない。


好美(念話)「ビール・・・、ビール追加しろ・・・。」


 『念話』となっても好美の怖さは変わらない様だ、それは目の前にいる社長が一番分かっていた。


結愛(念話)「み、み、光明!!今すぐビール買い込んで好美の家に『瞬間移動』して来い!!」


 結愛は慌てて『念話』を飛ばした様だが、どうやら光明はこうなる事を予期していたらしく・・・。


光明「もう買ってきたよ・・・。」


 『瞬間移動』してきた光明は両手にビールのケースを抱えていた。


好美「光明さん、分かってんじゃん。冷蔵庫空けてあるから入れに行こう。」


 すっかり上機嫌のオーナーの部屋のエレベーターに1階の拉麵屋からかなり長めのレシートと領収書が送られ、一気に機嫌が悪くなった好美はすぐに内線電話を取った。


好美「何よデルア、まだ昼なのにオーダーストップな訳?」

デルア(内線)「好美ちゃんが食い尽くしたから材料の在庫がもう無いんだよ、今から買い出しに行くから暫く何も作れないよ。」

好美「嘘でしょ・・・、これから楽しくなるって言うのに・・・。」


-⑧ 神々も人と変わらない-


 突然のオーダーストップにしゅんとするマンションのオーナーに朗報がやって来た、どうやらビールだけでは楽しめないかと考慮した貝塚夫妻が肴として色々と用意していた様だ。


結愛「好美、ホッケ焼きたいんだけどグリル使っても良いか?」


 守は目を疑った、日本と同様な食材がどうしてこの異世界で手に入るのだろうかと不思議で仕方がなかった。正直、目の前の転生して来た日本人達が平然としているのが不自然に思えて仕方がなかった。


守「なぁ、さっきの料理もそうだけどさ、この世界ってどうなってんだよ。ずっと肉屋で籠っていたから中々言えなかったんだけど、日本に近すぎやしないか?」

好美「えっ?!守、神様から聞いてないの?色々と作り替えてくれているって。」

結愛「そうだぞ、俺達のクレジットカードやキャッシュカードが使えるのもあいつのお陰なんだぜ。」


 すると全員の脳内にある男性の声が直接流れ込んで来た。


男性「こら、貝塚結愛。「あいつ」とは何だ「あいつ」とは。禁忌を破ったお前の罪を許してやったのは誰だと思っているのだ。」


 声の正体は「神様」ことビクター・ラルー、上級古龍だ。


結愛「おいおい、今になって聞くけど金渡したら許される禁忌って何なんだよ。」


 「金が物を言う」というやつだろうか、この世界では何事も金で解決出来るらしい。


ビクター「あ、あれは特別措置ってやつだ。ほら、犯罪にも罰金ってのは付き物だろう。」


 ビクターが好美の部屋に出現した後、別の声が流れて来た、今度は女性の声だ。


女性「どうせ競艇で擦ったから金が欲しかっただけだろうが。」

ビクター「お、お前はトゥーチ!!何故ここに!!」

トゥーチ「連続有給を取ってから毎日の様に朝早くから出かけているから怪しいと思って父ちゃんの事を尾行してたんだよ、予想はしてたけどやっぱりモーニングレースを見に行ってたんだな。金が無いからって禁忌を破ったと言って人間から取るなんてどういうつもりだ!!」


 続けて出現した三女が言うには神様の間にも決まりはあるとの事で、罰金を取るのはご法度とされている様だ。


好美「トゥーチ神様、今仰っていた事は本当ですか?」

トゥーチ「ああ、俺は親父と違って嘘はつかねぇ。魔力を使って元の世界に戻る事は許されない訳じゃ無いから安心してくれ。勿論、結愛からくすねた金も返させるからな。もしも禁忌だったら1回目で罰せられてもおかしくねぇだろ。」


 確かに娘の言っていた事は正しい、しかし父親は引き下がらなかった。


ビクター「待てよ、俺の管轄外では普通に行われている事だぞ。」

トゥーチ「いや、聞いた事ねぇよ!!それに他所は他所、うちはうち!!」


 何となく壮大過ぎる親子喧嘩に笑いが止まらない転生者達。


トゥーチ「本当に悪かったな、こんな事になるなんて娘として恥ずかしいぜ。それで?何レース買っていくら負けたんだよ」。


 話題が話題なだけに親子喧嘩が夫婦喧嘩にも聞こえる。


ビクター「この前の賞金王決定戦の2-6に…、1億円・・・。」

トゥーチ「だからか・・・、2-6だけやたらとオッズが低くなっていたのは。」


 話の流れから察するに三女も買おうとしていたのだろう。


ビクター「1周目の1マークで②号艇が転覆したから絶望していた時に貝塚結愛の情報が流れて来て悪いとは思いつつ・・・、ごめんなさい。」

トゥーチ「俺に謝ってどうすんだよ、社長に謝れよな。」

転生者達「ハハハ・・・!!」


 何処の世界でも父親は娘に弱い様だ。


-⑨ 物腰が低い上司-


 罰金として支払っていた1億円が戻って来た結愛は昔からの夢を叶えようと一旦珠洲田自動車へと向かった、また商人兼商業者ギルドにて新たに事業でも始める様にも見えたが本人曰く別の用事、その上超個人的な物の様だ。


結愛「何だってオッサン?!スルサーティーは此処では買えないのかよ!!」

珠洲田「メーカーが違うから此処では売って無いんだよ、それに元々ウチは軽自動車が殆どだ。」


 結愛の夢とは真希子とお揃いの車に乗って山を走る事だった、しかし本人にとって誤算がもう1つ。


真希子(念話)「結愛ちゃんったら忘れたのかい?私ゃもうスルサーティーには乗って無いんだよ、やだねぇ。」


 どうやら結愛の好美と共通した忘れっぽい性格がまた出てしまったらしい、ただ店主には気になる点がもう1つあった。


珠洲田「なぁ、もし今日買えたとしてどうやって帰るつもりだったんだい?何処からどう考えても結愛ちゃん、呑んでるだろう。」


 この世界でも飲酒運転はご法度となっている。


結愛「『アイテムボックス』に詰め込むから心配すんなって。」

珠洲田「心配なんかしてないし、改めて言わせて貰うけどウチでは買えないからね。」


 大企業の社長が意気消沈する頃、好美はずっと吞み続けていた。その場に誰もいない事にも気づかずにずっと独り言を言っていたらしい。


好美「だーかーらー、私一人でここまで大きくした訳じゃ無いって言ってんじゃん。光さんと渚さん、そして結愛のお陰だっての!!」


 きっと守に今までの自らの経験について語っているつもりだったのだろうが、彼氏はずっと別室で荷解きをしていた。

 懐かしき友との再会を喜ぶ間もなく、守が作業の続きをし始めたので光明は仕方なく手伝っていた。そんな中、光明にはずっと聞きたい事が有った様だ。


光明「なぁ、守。あれから真帆ちゃんからは何の音沙汰も無いのか?」

守「ああ、さっきまでいた神様にも聞いては見たけどやはり管轄外で分からないそうなんだ。でも、幸せに暮らしているみたいだから安心したよ。」


 一方、好美がいつの間にか猫耳で一人酒楽しむ横で電話が鳴った。画面を見ると「ニコフ・デランド」とある。そう、好美の夜勤の上司である王城の大将軍(というより将軍長)だ。偶然横を通った守は好美が何処からどう見ても電話に出れる状態では無さそうだと察したので代わりに出て伝言を聞く事にした。


守「もしもし?」

ニコフ(電話)「あれ?番号間違えたかな?これ倉下好美さんのばんごうだと思うんですが。」

守「すみません、本人泥酔している様ですので代わりに出たんですよ。」

ニコフ(電話)「そうですか、大変失礼致しました。恐れ入りますが、本人に伝言をお願いしたいのですが。」


 電話の口調からとても物腰の低いと伺える大将軍に促された守はすぐ近くにあるチラシを手に取り、裏にメモをし始めた。


守「どうぞ。」

ニコフ(電話)「えっとですね・・・、「今日のお供えは城門の者が取りに行くのでご安心ください」とお願いできますでしょうか?」


 守は大将軍の言葉を繰り返して確認しながらメモを取って好美の横に置いた。


ニコフ(電話)「すみません、御手間をかけました。」

守「いえいえ、こちらこそ彼女がすみません。」

ニコフ(電話)「ん?という事は貴方が噂の「変態彼氏」さんですね?」


 これはどう考えてもイャンダの仕業だ、それにしてもこんな話題で笑えるなんてどれだけ平和な世界なんだろう。荷解きを終えた守はやっと腰を下ろしてビールを一口呑んだ。


守「初日からこんな調子か、明日からどうなるんだろうな・・・。」

好美「そんなに考えなくていいじゃん、楽しければ良いんじゃない?」


-⑩ 眩い月夜の晩に-


 1度別れた恋人の家で初めての夜を迎えた守は落ち着いて過ごせる訳が無かった、眩い月明りが照らす夜、喉が渇いた守は冷蔵庫へと向かった。


守「麦茶、麦茶・・・。」


 決して夏日の様に暑い訳では無かったのだが、緊張で兎に角喉が渇いて仕方がなかった守は冷えた麦茶が飲みたかった。

 好美を起こさぬ様にと足音を殺し、決して電灯を点ける事無くゆっくりと台所へと歩んで行くとほんのりとした真っ白な光が見え、小さくだがガチャガチャと音が聞こえた。


守「好・・・、美・・・?」


 そう、冷蔵庫の前で好美が酒と肴を物色していたのだ。よく考えてみれば彼女は夜勤族、基本的に夜行性なのでこうなってもおかしくはない。


好美「ごめん、起こしちゃった?」

守「良いけど、今から呑むのか?」

好美「こんな時間に生きる私にとって休みの日の楽しみって言ったらこれしか無いからね。」


 好美は王城での夜勤が休みの日、1人夜空の下で露天風呂を楽しみながら酒を吞む事が多かった。まぁ、個人的な趣味なので誰にも意見する権利は無い。と言うより、最上階に住んでいるので正直言ってお構いなしなのだ。


守「ずっと露天風呂に入っているつもりか?のぼせるぞ。」

好美「ずっとじゃ無いよ、私だってテレビのドラマやアニメ見たいもん。」


 一応おさらいなのだがこの世界では日本のテレビ番組が見える、ドラマやアニメも例外では無い。ただ好美がこの世界に来てから数年の間に1点だけ変わった事が有った。


守「衛星放送も見えるのか?」

好美「うん・・・、一応・・・、無料で・・・。」


 何故か少し怪しげな口調や表情で答える好美、その表情を決して守は見逃さなかった。


守「何だよ・・・、何かやましい事でもあるのか?」

好美「えっとね・・・、実は・・・。」


 好美が言うには下の階の住民が契約したのでその電波が好美の家にも入って来てしまっているだけらしい、よく言えば「棚ボタ」、悪く言えば「ズル」だ。


守「朝になったら正式に契約しに行こう、流石にそれはダメだ。」

好美「はーい・・・。」


 ずっと「ラッキー」と思っていた好美は1人しょんぼりとしていた。


守「じゃあ、俺は寝るからな。露天に入り過ぎて風邪ひくなよ。」

好美「分かってるって、子供じゃないもん。」


 昼間かなり呑んでいたはずだが熟睡したお陰ですっかり素面に戻っている。


守「じゃあ、また朝にね。おやすみ。」

好美「おやすみ。」


 寝息を聞いて守が自室で眠りについた事を確認すると、好美は自分用の露天風呂へと向かった。体を湯船に委ねると、すぐに缶ビールを開けた。


好美「あー・・・、これこれ・・・。」


 高層ビルの天辺で大家が1人月見酒を楽しんでいると後ろから声が。


声「楽しそうだね、私も入って良いかい?」

好美「びっくりした・・・、誰かと思えば渚さんですか。」


 声を掛けたのは真希子と共に走り屋として有名だった赤江 渚だ。


好美「入って良いかいって・・・、もう既に脱いでいるのに拒否できませんよ。そのままだと風邪引きますから早く入って下さい。」

渚「すまないね・・・、よいしょっと。ああ・・・、こりゃ極楽だね、ビールもあるし。」

好美「あの・・・、それ私のです。」

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