第十九話 ヘスティリア、皇太子を屈服させる

 イラスターヤ伯爵夫人はヘスティリアの側に駆け寄ると、感嘆の声を上げた。


「あの方に! あの方にそっくりだわ!」


 あの方とは当然、ヘスティリアの実の父にしてイラスターヤ伯爵夫人の恋人で不倫相手であったカスタロス三世、つまり先帝の事だろう。


「特に髪が殿下にそっくり! 同じ色よ! 素晴らしいわ! 間違いない、貴女はあの方のお子よ!」


 イラスターヤ伯爵夫人は大きな声で叫んだ。どうやら彼女は先帝の事を殿下と呼んでいたらしい。結婚前からの関係だと聞いたからそのせいだろう。


 ヘスティリアは内心でニヤリとする。イラスターヤ伯爵夫人が先帝と愛人関係にあった事は、上位貴族の間では有名な事だったらしい。その彼女が上位貴族の見守る中で彼女が先帝の娘に間違いないと叫んだのだ。何よりの身分保証だろう。これで少しはいただろう、ヘスティリアの出自を疑っていた者も消えたに違いない。


 ヘスティリアはこれまでわざと、自分が先帝の子であるという事実をぼかしてきた。証拠の指輪を誰にも見せず、特にはあやふやな事を言ってわざと相手に疑念を持たせる事までした。


 これによってヘスティリアは貴族たちの考え方を誘導したのである。少しでも胡散臭さを感じた貴族は、ヘスティリアから一歩引いた立場で接してくるようになる。そこから段々に自分の出自が間違いないことを示して行くことによって、どのタイミングでその貴族が自分に接してくるかでその貴族の見る目や信用度を計っていたのだ。


 胡散臭い相手に構わず接近してくる場合は、これは相手を利用しようとしか考えていない事が明らかだし、ヘスティリアが皇太子妃と接近したタイミングで好意を明らかにした者は皇太子妃に近しい者だろう。その後に段々と出自の間違いなさを流した段階で接触してきた者は、慎重で野心の少ない性格であるといえるだろう。


 最終的に今日の夜会で皇帝が認めただけでもヘスティリアの出自は保証されたようなものだが、ここでイラスターヤ伯爵夫人が保証したことで、更にヘスティリアが先帝の子である事は間違いないという印象を貴族たちに植え付ける事が出来ただろう。


 ヘスティリアは内心で満足しながら、イラスターヤ伯爵夫人にスカートの裾を持って一礼した。


「いかにも私がヘスティリアです。イラスターヤ伯爵夫人。初めまして」


「何を言うの! 初めてではないわ! 生まれた日に確かにその手に抱いたもの! ああ、なんて素晴らしいの! もっとよく顔を見せてちょうだい!」


 イラスターヤ伯爵夫人は興奮してヘスティリアに接近しようとして、護衛の兵士に阻まれた。


「夫人、お控えください」


「何故ですか! 私はあの子の母親ですよ! 母が子に触れるのに何の許可がいると言うのですか!」


 ヘスティリアは先ほど正式に皇族になったので、触れるほどの近くには、本人の許可がないと寄る事が出来ない。イラスターヤ伯爵夫人は母だが、いまやヘスティリアとは身分的には大差があるのだ。


 その事を十分に周囲に見せつけておく。特に二人の事を近くで見ているローザイヤン侯爵に。彼は当然、イラスターヤ伯爵夫人とヘスティリアの親娘関係に乗じて帝室に接近する事を目論んでいるだろう。その彼にヘスティリアが無条件に母親との距離を詰める気はない事を見せつけたのだ。


 ヘスティリアがイラスターヤ伯爵夫人とこの日まで近付かなかったのは、この上下関係が確定するまで待ったからだった。これがあれば、ローザイヤン侯爵がイラスターヤ伯爵夫人の実家の本家である事を理由にヘスティリアを上位の立場から指図する事が出来なくなる。


 要するにヘスティリアは母の実家の一族からの干渉を嫌ってイラスターヤ伯爵夫人と会わなかったのである。


 十分に間を置いてから、ヘスティリアはイラスターヤ伯爵夫人に言った。


「私は指輪を頂いていて、父親が先帝陛下であることは知っていますが、母親の事は分からないのです。本当に貴女が私の母親なのですか?」


 なんとも白々しい事を知りながら、ヘスティリアは問い掛ける。夫人と先帝の不倫関係は周知の事実であるが、確かにヘスティリアがイラスターヤ伯爵夫人の娘であるという証拠はない。


 先ほどの発表でも皇帝はあくまで指輪の存在を理由にヘスティリアを皇族と認めただけであって、母親の存在には一切言及していない。先帝の庶子であるのだから、不倫関係の末の子供であるのは明らかだが、その相手がイラスターヤ伯爵夫人である事は黙殺されたのである。


 イラスターヤ伯爵夫人は身を捩って叫んだ。


「何を言うのです! 殿下の愛した女性は私以外にはいませんでした! そして私は愛の結晶として貴女を宿し、産んだのです! あの時の殿下の喜びようは今でも目に焼き付いています! そして本来は帝室の一員しか授かる事のない指輪を下さったのですよ! 貴女は間違いなく私の娘です!」


 ……それ、前皇妃の前で言っちゃうかー。ヘスティリアは目が半眼になってしまう。これは夫人が前皇妃に嫌われるわけだ。というか、先帝と前皇妃の不仲の原因は全て伯爵夫人にあると考えて良いだろう。まぁ、先帝も酷いな。我が父ながら。とヘスティリアは暗澹たる気分になったのだった。


 しかしながらこうも考えなしに大きな声で、人前で自分と先帝の関係を暴露するところから考えて、イラスターヤ伯爵夫人は陰謀を企む事が出来るタイプではないだろう。本当に純粋に生き別れた娘に会えて感動しているだけのようだ。


 そうであれば、ここはあまり冷たくするのは得策ではない。実の母親に冷たいとか不仲であるとかいう評判になっても面倒だ。仲裁のためにローザイヤン侯爵あたりがしゃしゃり出てくる可能性もある。


「本当に私のお母様なのですか?」


「もちろんですよ! ヘスティリア!」


 ヘスティリアは兵士を下げさせた。そして華やかに微笑む。


「お会いしとうございましたわ。お母様」


「ああ、ヘスティリア!」


 イラスターヤ伯爵夫人はヘスティリアに駆け寄ると、娘の頭を掻き抱いた。ヘスティリアも母親の背中に手を回す。伯爵夫人は涙を流していたが、ヘスティリアは社交的な笑顔を浮かべていた。とはいえ、ヘスティリアにだって母が恋しい時代もあったので、あながち完全な愛想笑いというわけではなかったが。


 この時、ヴェルロイドは兵士に命じて、ローザイヤン侯爵や伯爵夫人の兄であるサザランド伯爵を二人に近付けさせなかった。感動の再会を邪魔させないため、ではなく、この場でヘスティリアの親族であると主張させないためであった。


 ローザイヤン侯爵としてはここでヘスティリアの親族であると上位貴族たちに印象付けたいところであっただろうが、ヘスティリアもヴェルロイドもそんな事は読み切っていた。野心家の親族など害でしかない。ヘスティリアは母親との再会シーンで出席者の涙を誘う一方でローザイヤン侯爵の野心は完全に挫いたのである。


 イラスターヤ伯爵夫人はヘスティリアを離さない勢いだったが、ヘスティリアは母親を宥めて、近日中の再会を約束して分かれた。冷たいようだが、ヘスティリアは母親には全く興味がなく、親しく付き合う気などなかった。たまに会って最低限の義理を果たせばいいと考えていたのである。


 皇族の一員としては、自分が不倫関係から生まれた庶子だという事は不利に働く。今日は仕方がないとしても、この先は大っぴらに母親に会う気はない。まぁ、イラスターや伯爵夫人とて、世間体と夫を気にしてヘスティリアを捨てたわけで、自分の利益を最優先にして母を冷たく扱っても責められる言われはないと思うヘスティリアであった。


  ◇◇◇


 親娘再会イベントを終えて、ヘスティリアとヴェルロイドは上位貴族との交流を始めた。


 三公爵家の方々や侯爵家を始めとした帝国の貴顕が次々とヘスティリアとヴェルロイドに祝意を表す。平民時代には雲の上だったそういう貴族たちにもヘスティリアは堂々と向かい合っていた。


 ただ、貴族は口や態度と考えている事が違うのが当たり前だ。表面上にこやかに笑って祝ってくれる彼らだが、腹の中では何を考えているかなどわかったものではない。その事は当然、ヘスティリアにも分かっていた。もちろんだがヘスティリアとて腹の中を曝け出すような真似はしていないのだからお互い様だ。


 ヘスティリアは女性貴族では既に皇太子妃を上回る支持を集めているので、その派閥の夫人から夫を紹介される形で貴族当主との交流を深めた。同時に、ヘスティリアから婚約者として紹介される事でヴェルロイドも貴族の間に人脈を作る。


 本来、貴族同士が関係を築くのは、本家との兼ね合いがあってそれほど簡単ではない。本家や一族の間で仲が悪い家があれば、繋がりが深い家は関係を憚るものだからである。


 しかしヘスティリアとヴェルロイドにはそういう柵がない。それゆえ急速な交流の拡大が可能だったのである。皇太子はその様子を呆然と見守るしかなかった。


 危険だ。あまりにも危険過ぎる。みるみる内にヘスティリアとヴェルロイドの勢力が拡大して行くのだ。いまや皇位のライバルと化したヘスティリアが支持を拡大していると言い換えてもいい。皇太子にとってそれは悪夢のような光景だった。


 皇太子はこれまで自分が帝位に就けないことなど考えた事もなかった。ライバルなどいなかったからだ。故に突然現れた義理の姉、自分より上位になり得る存在。そして今や明らかに自分より貴族達の支持を受ける帝位を目指すライバルの出現に焦ったのである。


 焦りは判断力の低下を呼ぶ。冷静に判断すれば皇太子はこの時、焦る必要などないと分かった筈だ。彼は正式に定められた皇太子であり、彼を支持する者はもちろん多い。帝位継承はまだまだ先の筈で、彼がその気になればこの先幾らでも支持を拡大する方法はあった筈である。


 しかし、視野狭窄に陥ってしまった皇太子は気が付かない。


 これは、なんとかしなければならない、と思い込んだ皇太子は決断した。彼は腹心の侍従を呼び寄せると小さい声で耳打ちした。侍従は一瞬驚く様子を見せたが、すぐに足早にその場を去っていった。そして、皇太子妃はそれを冷たい表情で見ていたのだった。


 ほとんどの貴族との挨拶を終えると、ヘスティリアとヴェルロイドは皇太子夫妻のところにやってきた。ヴェルロイドは爽やかな笑みで皇太子に声を掛ける。


「慣れぬ社交で疲れた。私は少し休むゆえ、ヘスティリアの相手を頼む。リア、あまり皇太子殿下に迷惑を掛けるのではないぞ」


 ヴェルロイドはそう言うと、一人で会場を出て行った。社交の最中に休憩の為に中座する事はよくあることだ。


 ヘスティリアの方は皇太子妃に近付き、和やかに談笑を始めている。好都合だ。皇太子は内心でほくそ笑んだ。手練れの戦士であるヴェルロイドがいない方が、事の成就は容易くなるだろう。


 侍従が帰ってきて連絡が終わった事を告げる。皇太子は思わず額に汗が浮かぶのを感じた。彼とてこんな経験は初めてなのだ。


 人を暗殺するよう命ずるなどという事は。


 すると、不意にヘスティリアが皇太子の前に進み出てきた。そして艶やかにその紫色の目を細める。


「殿下、せっかくですから一曲ご一緒しませんか?」


 皇太子はギクリとしたが、反応は顔には出さないようにする。下手な反応をしてこの女に悟らせてはいけない。


「ああ、ヘスティリア。喜んで」


 皇太子は何食わぬ顔をしてヘスティリアの手を取った。


 皇太子とヘスティリアはホールの中央に進み出る。周囲からは思いがけぬ組み合わせにざわめきが起こった。


 曲が始まり二人は踊り出す。皇太子はヘスティリアの優雅な踊りに追従しながら。周囲の様子を伺っていた。予定通りならそろそろ準備が終わっている筈だが。


「バカな事はお止めなさい」


 その時、皇太子に寄り添っていたヘスティリアが言った。皇太子が驚いて見下ろすと、ヘスティリアは口元を妖しく歪めて笑っていた。


「貴方の目論見はお見通しですよ。貴方の手勢は抑えました。今頃ヴェルロイドの指揮する彼の手勢が全て捕らえた事でしょう」


「な、なに!」


 今度こそ皇太子は動揺を表に出してしまった。驚愕に目を見開き、顔中から汗が吹き出ている。


「決断が遅いですよ。殿下。妃殿下を見習いなさいませ」


「き、妃がどうしたと言うのだ!」


「さてさて、それは兎も角、いくら皇太子とはいえ、同じ帝室の一員である私を襲撃しようとしたというのは、軽からぬ罪になると思うのですがどうでしょうね?」


 な、なぜバレたのだ! 皇太子は驚愕するしかない。彼は先程、侍従を通じて兵を集めさせたのだ。そしてこの場でヘスティリアを暗殺するつもりだった。


 突発的に考え付いた事で計画していたわけではない。侍従以外の誰にも漏らしていない事なのに、なぜこの女に察することが出来たのだ!


 汗を流しながら震える皇太子を引っ張って「踊らせ」ながらヘスティリアは言った。


「それほど難しい推理ではありませんよ。今日私は殿下の義理の姉になりました。そして、気が付けば殿下よりも私を慕う貴族の方が多くなっている。殿下が危機感を覚えるのは当然です」


 というより、皇太子がそう考えるように仕向けたのだ。他ならぬヘスティリア自身が。


 そうして危機感を覚えた皇太子がやる事は決まりきっている。ヘスティリアの暗殺だ。彼ならその程度の考えしか思い浮かばないだろうとヘスティリアは思っていた。侮っていたというよりは、成人以来ずっと皇太子として大事に護られてきたこの男は、陰謀を企むのには慣れていないだろう。複雑な陰謀は考えられまいと思ったのだ。


 計画的ではなく、帝宮の警備兵を二十人ほど招集しての突発的な犯行だ。これがまことしやかに語られる帝国の暗殺者集団だったら対応は難しくなっただろうが、これならヴェルロイドが自身の護衛に連れて来たアッセーナス辺境伯領の兵士十人で抑える事が出来る。兵士達は事情も知らないだろうし。


 ちなみに、ヴェルロイドはこの会場や帝宮の各所に斥候を放っていた。そしてヘスティリアには皇太子妃からの情報も入っていた。皇太子の動きは最初から丸分かりだったのである。


「さて、ではこの落とし前をどう付けてもらいましょうかね。夫婦揃っての蛮行ですもの。よほどの事をしていただかないと」


 皇太子は震え上がった。このとんでもない女に大きな弱みを握られてしまった。確かに、帝室の一員、義理の姉になったヘスティリアを襲撃するなんて、皇太子といえど、いや皇太子だからこそ許されるものではない。


 ヘスティリアが皇帝に訴え出れば、処罰は確実だ。他にも、彼女が自身の支持者にこれを暴露した場合、彼らは皇太子の短慮と粗暴さを責め問題にするだろう。皇太子は次代の皇帝に不適格だという議論が起こっても不思議ではない。


 慄く皇太子をヘスティリアはたっぷりと観察して楽しんだ後、彼女は皇太子の胸を軽く叩いて言った。


「ご安心なさいませ。私は皇帝になる気はありませんよ」


「な、なに?」


「私はこれでも、ヴェルロイドの領地を栄えさせるのに忙しいのです。皇族の肩書と、次代の皇帝陛下である貴方が私のやる事に口出しをしなければ、それで十分です」


 ヘスティリアの領地改革は、既に領地内で止まる話では無くなっている。交易の経路はこれからも大きく変わり、人と金の流れはこれまでの帝都一極から帝都とオルイールの二極体制に変わって行くだろう。


 そうなれば起こるのは、既得権益との軋轢だ。これまでの交易ルートで甘い汁を吸っていた商人や領主貴族からは、アッセーナス領の改革に対する反対や抗議の声が上がるだろう。


 彼らは帝都の貴族界で運動して皇族に働き掛けるだろう。その時に、アッセーナス家が単なる田舎の辺境伯家では対抗しようがない。


 しかしアッセーナス家が一代公爵、皇族になり、そして夫人であるヘスティリアが皇太子つまり次代の皇帝よりも上位の立場になれば、皇帝がヘスティリアの改革を掣肘する可能性は低くなる。つまり彼女は好き放題、思うがままに帝国の交易を牛耳れる事になるだろう。


 そうすればそれは北の流通改革に留まらない。平民時代のテリトリーだった南の国境で、当時不満に思っていた事を改革出来るチャンスもあるかもしれない。南と見たの交易路が有機的に結び付けば、そこから上がってくる利益は莫大なものになるだろう。


「もちろん、貴方にも損はさせませんよ。未来の皇帝陛下? どうでしょう。ここで私にはっきりと遜った態度をとって下さいませんか?」


「なんだと?」


「そうすれば当面は許してあげますよ。私は利益をくれた方には寛大なのです」


 色々役に立った皇太子妃もとりあえず許してあげましたしね。と呟く。それを聞いて皇太子は自分の妃も、何やら大きな弱みを握られていることを知った。それはヘスティリアに逆らえないわけだ。


 ダンスが終わり、二人は離れて一礼をする。……皇太子は葛藤したが、既に勝負は着いていた。


 皇太子は傲然と立つヘスティリアの前に進み出た。会場は何が起こるのかとざわめく。


 そして皇太子はヘスティリアの前に膝を突いた。会場のざわめきは大きくなる。皇太子が膝を突く相手はこの世に皇帝のみの筈である。しかし皇太子は更に頭を下げ、差し出されたヘスティリアの右手の甲にキスをした。これには敬愛、感謝、そして服従の意味がある。


 皇太子は会場中が息を呑むのを感じながらヘスティリアに言った。


「頼りになる姉が出来て嬉しゅうございます。ヘスティリア姉上」


 皇太子にとっては精一杯の皮肉であった。しかしヘスティリアはまるで気にした様子も無く、口元をニーッと緩めてこう応えたのだった。


「これからも末永くお願い致しますね? 未来の皇帝陛下」

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