すべての人のクリスマス

古 散太

すべての人のクリスマス

夢は見るものだという人がいる

叶うことはないという人がいる

その否定的な言葉は

最後までやりつくした人の言葉だろうか

その投げやりな言葉は

本当に目指していた人の言葉だろうか

目的地がどれだけ遠くても

最初の一歩を踏み出さなければ

どこにもたどり着けないのに

その勇気がなかった人の言葉に聞こえる

本当に叶えたい夢ならば

恥も外聞も遠慮もあきらめもなく

今この瞬間を全力で走りだせばいい

その結果がどうであれ

全力の結果は無駄にはならない

自分の中の何かが変わり

これまでになかったものを得て

世界の見えかたがかならず変わり

自分が大きく深くなっていることに気づく

だから何も怖がることなく

小さくても大きくても一歩踏みだそう

そんな人の背中を

サンタクロースは押してくれる

それが大人も子供もない

すべての人のクリスマス

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

すべての人のクリスマス 古 散太 @santafull

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ