第7話
ごめんなさい!
今回はちょっと短めです!
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ボクの方が先にお風呂から上がって、しばらくしてから、真尋も上がってきた
「はぁ〜。お兄ちゃんさ、素材はいいんだから、ちゃんとお手入れしといた方がいいよ?」
「うーむ、そう言われてもなあ、実際どうすればいいかわからないからなあ」
まだこの体になってから初日だし
「それもそうね。じゃあ、とりあえず髪の毛長いし、乾かしてあげるから、ソファーに座っていい子にしててね?お兄ちゃん?」
「うぐっ...子供扱いするなー!」
「いやいやどう見ても、子供でしょ...そんなにほっぺた膨らまして怒ってる姿も可愛いし、なんか女として負けた気分になるわ」
必死の講義の意味も含めて、プンスカ怒っている風を装ってみたけど、今の姿だと怖くないみたい
むしろ可愛と言うほどに...
「ほら、早くソファーに座らないと乾かしてあげないよ?」
「え、それはダメ!座るから!」
この長い髪、見た目はいいんだけどお手入れがあからさまに面倒...大変だからね
そこは時間ある限りは真尋にやってもらいますよ
「それじゃ、乾かしていくね」
「お願ーい」
ーーー
その後は、髪の毛を乾かしてもらったり、顔とかの肌のお手入れのやり方を教えてもらった
...女の子ってあんだけの量を毎日しなきゃいけないのね
そりゃあ、大変だわ
で、お手入れが終わった今、真尋とリビングで毎週やっているドラマ『COLLAPSE』を見ている
このドラマは、社会的な”強者”や一般市民においてもモラルハザードが叫ばれた現代を主人公を含んだ小規模な組織が過激かつ痛快な活躍を描いて、人々に正義感を訴える物語
ストーリ性も完璧なんだけど、アクションシーンがとにかくめちゃくちゃかっこいいんだよね
...もちろん初回放送からちゃんと録画してみてますよ?
「ふぁぁあ」
「あれ?お兄ちゃんもう眠くなっちゃったの?」
「んぅ...?まだ...眠くない...」
「ふふっ、まあ今日色々起こりすぎたからね。ちゃんと録画もしてあるから今日はもう寝よ?」
「ん...まだ...見る...」
やばい...リアタイで最後までちゃんとみたいのに...体が言うことを聞かない...
「ほらしょうがないから、一緒にベッドまで行ってあげるからさ、今日はもう寝よ」
「う...ん」
「ほら、いくよ」
「...だっ...こして」
「ふぇ...?お兄ちゃん起きてる?」
「お
「はうっ...」
眠気MAXになっているせいなのかはわからないけど、幼児退行した言動にボクはなっていた
もちろん、ボク自身は自分の言動よりも眠さが勝っているからそんなことは気にしていない... というか意識がほとんどなかった
「...お兄ちゃん可愛すぎるでしょ!眠くなったら幼児退行するって...危うく私が死にかけたけど、まだ大丈夫耐えられる...よしっ」
なんか、真尋がブツブツ言っているが、眠いことしか頭になかったボクは気に留めることもなかった
「ん」
「わかったよお兄ちゃん、よいしょっと。うわ、軽すぎでしょ」
「んぅ...すぅすぅ」
「あれ、寝ちゃったか、ま、今日は人生一っていいくらい色々あったからね、ゆっくり休んでね、お兄ちゃん♪」
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あとがき
お読みいただきありがとうございます!
続きが気になる!
面白かった!
という方はモチベーションにもつながるので、ぜひ♡や☆、フォローお願いします!
それと、皆さん『COLLAPSE』の元ネタわかりましたか?
私自身がここ数年で見たドラマの中で1番好きなドラマをちょっと挙げてみました。
わかった方はおめでとうございます(?)
ではでは、また次話もお楽しみに♪
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