第5話 もはや様式美
「ああああ! ああああ! 目を開けろああああ!」
「そんな顔するなよ、かかかか……俺たちの目的は果たせたじゃないか……」
「ふざけんなよ、ああああ! いくら魔王を倒しても……お前が生きてなきゃ意味ないだろうが! ああああ!」
「おいおい……かかかか。それが世界を救った英雄の顔かよ……」
「……なんでだよ、ああああ……! お前が死んだら……ささささになんて説明すればいいんだよ……たたたたも悲しむぞ……!」
「……悪いな……お前らのこと、大好きだったって伝えてくれ……」
「自分で伝えろよ馬鹿野郎……ななななくんだってお前の帰りを待ってるぞ! はははは母さんもだ! ままままママもお前がいなきゃ困るんだよ!」
「……ややややを頼ってくれ。あいつなら、うまく説明してくれる……じじじじじいさんだって頼りになるぜ」
「みんなお前の帰りを待ってるんだよ、ああああ!」
「……」
「おい……ああああ? ああああ! ああ! 頼む目を開けてくれああああ!」
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