第102話



「お、よくできました。正解だ。……それじゃあ、その道はどこに繋がっているのかな? 」


「んーと、んーと。一つは、アレクスお兄ちゃんとルナお姉ちゃんの村」


 今度は一番下の女の子が元気よく答える。



「うん、うん。それじゃあ、もう一つは? 」


「んー。……わかんなぃ」


 悲しそうに下を向き、泣きそうになっている。


 ルナがそわそわして教えようとしているが、それを俺が「大丈夫だから」と言って止める。



「それじゃあ、ヒントを出そう。ヒントは、キエ……」


「はい、はい! わかった! キエルってとこ! 」


「大正解! よくわかったな、えらいぞ」


「やった、やった」とぴょんぴょんしている。


 ルナも「よくできました」と拍手をしている。

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