第3話
〈おまけ〉
翌朝。
「あれ、純と美緒一緒の布団で寝てる?」
クラスメイトに指摘され、エヘヘと笑いながら純ちゃんは起き出した。
そして。
「めでたく美緒と恋人になりました〜」と宣言をする。
はっ、いきなり何言ってんの?
否定しようと思ったのに。
「おぉ〜おめでとう」
「ヒューヒュー」
ひとしきり盛り上がる。
え、そうなの? 受け入れられてるみたい。
「でもさぁ」
あ、ほらきた。否定的な人もいるよね。
「まだ付き合ってなかったの?」
へ?
「うちらの間では、もうとっくに純と美緒は夫婦認定されてたよね〜」
「そうそう」
そうなの?
純ちゃんは相変わらずヘラヘラと笑っていて、私は嬉しいやら照れくさいやらで。
でも、今日の修学旅行もこれからの高校生活も楽しみで仕方ない。
ひとつ布団の中で hibari19 @hibari19
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます