223話 ヒラギス北方戦役 ~北方砦集結~
攻撃は激しいものだったが幸いにもそう長くは続かなかった。気がつくと戦場全体を支配していた喧騒が驚くほどの静寂へと変わっていた。
暦はようやく九月に入ったばかり。早朝などはそれなりに過ごしやすいものの日中に差し掛かるにつれて真夏の日差しが容赦なく降り注ぐようになり、うだるような暑さが体力をごりごりと奪っていく。
なにせフルプレートにマントまで装備しての戦闘だ。鎧の下を不快なほどの量の汗が流れ落ちるのを感じる。
防壁の上でサティがこちらを覗き込んでいるのと目が合った。軽く頷くとサティも小さく手を振ってきた。俺から見える範囲に敵は居ない様子であるが、上のほうもやや弛緩した雰囲気で、次の戦闘までしばしの猶予はあることが窺い知れた。
俺も一息休憩を入れたいところであるが、何かあったのだろうか、エリーたちが俺の後方、簡易陣地が作ってある師匠のところへと来ていた。どうやら俺に用があるようだ。
「どうした?」
すぐに師匠のところへと移動してそう問いただす。
「なんで前線で戦ってるのよ?」
それには答えず師匠のほうを軽く睨みながらエリーが言ってくる。護衛役の師匠が何をやってるんだと言いたげだ。
「暇だったしな」
自らに浄化をかけて剣と全身の汚れを落としながら答える。まあでも、危険な前線に立つことにエリーから苦情が出るなら、俺は喜んで後衛に引っ込むつもりはある。
後方で魔力を節約しつつ戦う。それなら弓のほうが絶対に安全で効率がいいのだが、師匠の顔を立てたのと、正面を護れる剣士で一番強いのが師匠を除けば俺かミリアムくらいだったというだけで、誰か交代してくれるなら交代してほしいのが本音だ。
「……まあいいわ。実はちょっと手が足りなくなってきたのよ」
いいのかよ!
で、続けてエリーが言うには魔物は一旦引いたものの、やはり戦力を整えての再攻勢を企てているのは間違いないようだ。
それをわざわざ知らせに来たのかと思ったら、さらなる問題が発生したようだ。
「側面?」
「ええ。崖になってるでしょ? あそこを抜けて来そうなのよ」
しかも東西両方からなのを、今もエリーの護衛をしているウィルが探知で気づいて確認した。ウィル、なかなか役に立ってるな。偉いぞ。
「よくやった」
褒めてやろう。その崖部分は、木々も鬱蒼と生い茂っているし簡単に通れるような道など皆無であるのだが、大部隊ならともかく少数なら多少険しくとも突っ切るのは十分に可能そうな感じだ。そのまま裏道を通ってどこか遠くへ行ってくれる可能性もなきにしもあらずだろうが、指揮官としてそんな運任せな作戦、取れようはずもない。なにせ空ハーピーから見れば防衛の穴など一目瞭然なのだ。あっちに指揮官がいるなら当然突いてくるだろう。
それでいままで居なかった箇所に部隊が出てきてるのか。事前に察知して部隊を配置したし、奇襲される恐れはなくなった。何が問題なんだ?
「探知持ちが必要か?」
「ええっと、そうじゃなくって……」
問題はその崖の範囲なようだ。砦の東西部分の壁は後回しで未完成だし、その範囲は少数の部隊で護れるような広さではない。
なら探知持ちで事前に進行ルートを特定すれば守りは少数で済むか? 探知持ちならミリアムがいるし、ウィルと二人で東西を受け持てる。ミリアムを手放すのは惜しいが、まだ師匠もいる。
「それはたぶん必要ないっすね。来るのがわかっていれば発見は難しくないんすよ」
「ええ、それよりもそっちに回す戦力が全然足りないのよ」
そうウィルが言い、エリーも補足する。
敵は地上だけではない。上からの敵も同時に相手取るとなると、ある程度の余力がないと戦線が食い破られてしまう恐れがあるか。
砦の修復をしつつ必要な人員を転移する予定だったのが、俺とエリーの魔力がすっからかんになっても修復は終わらず。
修復が終わった城壁に配置する人員も必要だし、魔力が尽きたエルフは順次戦力外になっていく。補充しようにも転移に回す魔力も今は十分じゃなく、全体的に兵力が手薄になりつつあるようだ。
いや、もとから手薄だったのが余計な防衛線が増えて、いよいよ危険水域に達しようしていると言おうか。
「ティリカとシャルレンシアにはまだ余裕があるから南側は大丈夫なんだけど、これ以上他に回すとなるとぜんっぜん足りないわね」
転移で補充しようにもエリーは魔力切れ中。それで俺のところへと相談に来たと。
「修復の進捗は?」
「まだ四割ってところね。妨害が激しくて」
砦が出来てしまえば話は簡単だ。地上からの少数の敵など高い壁が防いでくれるから側面からの攻撃など少数での迎撃で事足りる。
しかし四割か。普通の魔法使いは詠唱にも時間がかかるし、妨害されては尚更遅延が大きいだろうが、それにしても思ったより遅れている。砦側の修復が先に終わればこっちに戦力を回してもらおうと思っていたのだが、当てが外れたな。エリーもこっちが早く終わっていればと思って来たのだろう。
いま取れる手段は二つ。先に砦の城壁を完成させる。もしくはどうにか戦力を投入する。
だが進捗が四割ではたとえ俺が砦の城壁の修復に回ったところで、いまの魔力では片側だけでも中途半端に終わりそうだ。
「時間が経てば順次増員はできるし、速度はもっとあがるはずよ」
追加する予定があるってことはまだ建設要員が足りないってことか。なのに防衛用に人員を割いてしまえば砦の完成は大幅に遅れてしまう。どれくらいやばい状況なのか詳しく聞いてみたくはあるが、時間もないし人目がある状況では士気にかかわるから避けたい。とりあえずは――
「剣聖殿、暇そうなのを連れて西側の防衛をお任せしても?」
「よかろう」
「魔法使いも何人か付けましょうか?」
「不要だ。お前とお前、それとお前らは残れ。行くぞ!」
五人ほどを残し十数人程を引き連れて移動していく。数は心もとないが師匠もいるし、崖を抜けてくる魔物はそう多くはあるまい。
「東側はどうするの?」
「俺が転移で連れてこよう」
俺の答えにエリーが頷く。俺のところへ来たのも元よりそのつもりだったのだろう。転移の詠唱を始める。一往復分なら、魔力のロスはせいぜい五分間程度。
アンとルチアーナを連れて来るのは最後の手段だ。できればこんなに早い段階で投入したくはないが、他に有効な作戦もない。
「戻るまでの間、ここを見ておいてくれ」
そう言って俺は転移を発動させた。
「ホーネットさんに一〇人、ブルーも含めて連れてくるように大至急伝令を。城門にいるはずだ」
公都近くの町、その俺たちが占拠している拠点内に転移すると、すぐに部屋で待機しているエルフに命じた。
「アンとルチアーナは?」
伝令が出たのを見送り、テーブルの上で目についたパンをぱくついてスープで流し込みながら残ったエルフにそう尋ねる。まだお腹の減るような時間帯ではないが、今食べておかないと次いつになるかわからないし、水分補給も必要だ。
「アンジェラ様は神殿で治療を。ルチアーナ様は……」
「ここに」
俺の到着を知らされたのか、ちょうど部屋へと入ってくるところだった。
「ルチアーナも今から北方砦の支援に回ってくれ。アンにも来るように連絡を」
「了解致しました」
水分も補給して一息ついたところで北方砦の状況をルチアーナも含め、この場にいるエルフたちにも簡単に説明しておく。
「そうするといま必要なのは魔法使いでしょうか?」
ルチアーナの言葉に頷く。運べる人員が限られているなら一人あたりの火力の大きな魔法使いのほうが効率がいいのは確かだ。確かだがそれも状況次第のところがある。
「まずはお前の転移ポイントを確保して、詳しいことはあっちでエリーに聞いてくれ。それでこちらの状況は?」
「リゴベルド軍こことエルド将軍のところは変わりなく。東方砦も十分な戦力が配置されております」
問題があるとすれば……
「バルバロッサ将軍のところは支援なしでどれくらい保つ?」
「一刻、あるいは二刻。さほど長くは保たないでしょう」
状況は変わらず、支援なしでは長くはもたないか。相当数の魔物が後方へと侵攻していったのは目にしていたし、エルフを投入といってもルチアーナの能力では一〇人単位。使える魔力にも制限がある中、町一つを防衛する戦力としては大きいとはとてもいえない。
せめてバルバロッサ将軍のところがなければルチアーナを北方砦向けに遠慮なく使えたのだが、金を取って助けると明言した以上手は抜けない。
それに本来ならヒラギスに進軍した三軍の中で一番の戦力を誇っていたはずのバルバロッサ将軍の窮地に関しては、俺たちに原因がないともいえないのが困ったところだ。
後方での疫病騒ぎで後続の部隊と補給線が分断、戦力が手薄になったところに、俺が封鎖した街道のせいで敵の戦力がかえって集中してしまった。
戦力の分断の一つの要因にエルフの支援でエルド軍とリゴベルド軍が一気に戦線を押し上げたことがあって、遅れがちであったバルバロッサ軍は無理なスケジュールで行軍をせざるを得なかったのだ。
そしてバルバロッサ軍の後方、ヒラギス南部と中部を混乱に陥れた疫病の発生原因なのだが……この暑さの中、これも急な進軍で戦後の処理が不十分だったせいではないか。そういう話まである。
下手をすると半分くらい俺たちのせいだな! 焦って進軍をしたのも金を払うと言い出したのもバルバロッサ将軍からだとはいえ、よくも五〇〇〇万ゴルド50億円もふっかけたものだ。エルフがいなければ失われたはずの兵士や、戦いが長期化した時の戦費を考えればさほど高くなかろうとエリーなどは言っていたが……
まあそれもこれもバルバロッサ将軍の無駄なプライドの高さが原因で、素直に頭を下げてさえいればもっと早くに支援も出したし、金を取ろうなどという話もなかったのではある。
「残りの魔力は北方砦とバルバロッサ軍の支援へ半々くらいで考えてくれ。北方砦の修復が終われば、俺もエリーも転移に専念できるはずだ」
ルチアーナの魔力も残り少ないが、一〇回分程度は転移での輸送はできそうだ。五回ずつで各五〇人。それだけの人員がいれば北方砦もバルバロッサ将軍も一息つける。短時間持てばいい。
「そのことですが、うちの将軍が出撃の許可がほしいと」
「あー、あの人か……」
エルフの将軍は王様の弟でれっきとした王族でもある。リリアの叔父に当たる人物。俺にとっても義理の叔父さんである。
エルフ軍の頂点に立っているだけあって、個人としての戦闘力も飛び抜けているという話だし、直属の部隊はエルフでも最強の部隊だそうな。ここまで遠慮してもらったのはエルフの里の防衛になるべく影響が出ないようにと、オレンジ隊のみで戦力をやりくりしてゲートのことをバレないようにしていたためで、今となってはゲートは公開してしまっているし、人員も大量に投入している。もう断る理由もない。
「いいだろう。人員の選別に関しては任せ……」
任せっきりにしてしまうと王様まで出てきそうだが……議論や選り好みをしていられる立場でも状況ない。
「うん、任せる。使える人員は誰であろうと引っ張ってこい」
そうやって話しているうちに剣士隊の一行が到着したようだ。拠点の庭に出ると目に映るビエルスの剣士隊でも最精鋭の一団。ホーネット、ブルーブルー、デランダルの師範代連中に、高弟たち。見知ったオーガクラスでの上位陣。軍曹殿も居るのは引き続きブルーのお守りをしているのだろう。
「やっとー出番なの?」
「そうだ。今から北方砦に転移する。俺の近くに集まってくれ」
尋ねるホーネットさんにそう答える。集まったのはざっと二〇人ほどか。ちょっとオーバー気味だが、選別している時間も惜しい。
ぞろぞろと集まってきたのを確認して詠唱を始め、ついでに作戦の説明をする。
「北方砦の戦力が足りない。諸君らにも戦線の一角を担ってもらう」
最初っから連れてきても良かったような面子なのだが、問題はブルーブルーである。陸王亀の背中みたいな狭い場所で好き勝手暴れられては困るなんてもんじゃなかったし、魔力に余裕があれば一〇〇人単位でいつでも輸送も出来たはずなのだ。
「ブルー、転移するからじっとしていろ」
俺の言葉にブルーが唸り声で答える。どう言って連れてきたのか、すでに興奮状態で落ち着きがない。さっさと連れて行って解き放とう。
小人数での転移だ。すぐに転移は発動した。
「ほう、これが転移魔法か」
「便利なものだね。戻る時もぜひ頼みたい」
「敵ハ……ドコダ?」
軍曹殿、デランダル、ブルーブルーが口々に言うの聞き流しながら戦場はあそこだと、東側の崖を指差す。
「見ての通り崖になっているが、あそこを抜けてくる魔物がいる。城壁の修復が終わるまででいい。一匹たりとも突破させないでくれ」
「お師匠様はどこー?」
「反対側を守っている」
それを聞くとホーネットさんは師匠のほうへ駆け出して行ってしまった。んー、まあいいか。
「ヴォークト殿、魔法使いも数名付けます。指揮はお任せしても?」
「了解した。行くぞ、ブルー!」
ルチアーナはすでに動いていて、待っていたエリーと相談を始めている。後はいいようにやってくれるだろう。
「聞いたな? お前たちは東側へ行ってくれ」
エルフたちは少し相談して二名を残して移動していき、ルチアーナやエリーもそれぞれの役目を果たしに動き出した。
次の襲撃までまだ時間の余裕はありそうか。どうせなら俺の魔力が回復するまで攻撃が来なければ話は楽なんだが。
後方で転移の反応。第一陣の増援が来たようだ。オレンジ隊の装束。将軍が来るのかと思ったら王様と王妃様だ。王妃様が俺をみつけて手をぶんぶんと振っている。一緒の面々は王直属の護衛団だろう。これもエルフでも最強クラスの戦力だ。エルフも出し惜しみなしだな。
「おお、守護者殿」
「叔父上殿が来るのかと思っていましたが」
「将軍はバルバロッサとやらのところへと行く予定じゃな」
「じゃんけんで勝ったのよ!」
王妃様が嬉しそうに言う。貧乏くじか。どっちが悪い戦場ということもあるまいが、北方砦はオールスター状態だしな。
「それでは儂らの持ち場は……あそこか。征くぞ、皆のもの!」
王様たちは北側、リリアの補佐へ向かうようだ。
話してるうちにも第二陣、第三陣の増援がルチアーナにより送り込まれてくる。
「聖女様はどうした?」
四度目の転移前にルチアーナを捕まえそう尋ねる。
「それが……神殿騎士団と何やら揉めているようでして」
またか。
「いい。俺が行こう」
アンのことを当てにしてたから来ないのはとても困るが、最悪あっちで会えればそれで事は足りる。
周囲が慌ただしくなって来ているが、俺の部署へ敵が来るまでにはまだ多少の時間の余裕はあるだろう。
再びの転移で拠点に移動。アンを探しに庭に出る。だがすでに聖女様アンジェラは庭に居て、騎士団に囲まれて困った顔をしていた。
「アンジェラ、行くぞ!」
「ならんっ! いけませんぞ!」
アンの周囲、神殿騎士団連中にずいぶんたくさんの見慣れない顔がいる。
「聖女様を前線に送り込もうなどと、この不敬なエルフめが! 去れっ!」
激高しているのは高齢の神官で、がっしりとアンの腕掴んでいる。元凶はこいつか。
ふうむ。この場で魔力を貰って引き返してもそれで十分なんだが、それはアンが承服しないだろう。全員北方砦にいってるのにアンだけ留守番とか絶対嫌がる。だが初期からずっと従ってきたアンの取り巻きより新規の神殿騎士団のほうが勢力が強いみたいで、身動きが取れないようだ。
時間がねーのに!
「はっきりさせよう。そこの神官ども」
そう言ってアンの腕を掴んでいる一番偉そうな神官を指差す。
「アンジェラは頭のてっぺんから指の先まで俺のものだ。貴様らにどうこうする権利は何一つない」
「ちょっと!?」
俺の言葉にアンは少し照れたようだが、まったくもってそのとおりだろうが。
「聖女様は神に仕えし神官であるぞっ! エルフごときが侵して良い領分ではない!」
「こんなことを言っているが、聖女殿?」
「私は……その方が望めば行かねばなりません。手をお離しください」
「し、しかしですな!?」
「その方の望みが私の望み。私にとっての神の声なのです」
これまでの困ったような雰囲気がまるでない、確信のある言葉に周囲は静まり返った。
「聖女などと過分すぎる呼び名。本来私は一介の神官に過ぎませんし、この生命、ヒラギスを救うためなら惜しむようなものではないのです」
その覚悟にもはや止める者とてなく、アンは俺のほうへと歩き出した。
「聖女殿は覚悟ができているようだぞ。お前ら命が惜しいものは神殿の奥で震えていろ」
ヒラギスもここまでは比較的安全だったからな。後から加わった者たちは危険など考えていなかったのだろう。
「行くぞ、アンジェラ」
「はい」
やれやれ。ずいぶんと手間取った。
「別に留守番しててくれても良かったんだけどな?」
「馬鹿」
腕に迎え入れたアンの耳元に囁いたらそう言って睨まれた。だよね。
「ああ、転移は一〇人までだ」
そう言って寄ってきた有象無象を追い払って詠唱を始める。素早く俺たちの周囲を固めたのは見知った神殿騎士団員、ヒラギス当初からアンに付き従っていた面子だ。
アンの魔力はかなり回復している。どこかでエルフの霊薬を飲んだか。これなら魔力を全部譲渡して貰えば、待たなくても城壁の修復にかかれる。そうなるともうアンの仕事は終了で、こっちで済ませても本当に良かったんだけどな。
まあそれもこれもアンの気持ちの問題だ。家族全員北方砦で戦ってるのに自分だけこっちで待ってるのも辛かろう。
「死ぬ時は一緒だ」
そう言ってアンをぎゅっと抱きしめる。神前でそう誓ったしな。俺たちの絆に入り込めるようなのは誰もいない。
「もちろんよ」
アンはとても嬉しそうにそう答えるが、まあ死ぬようなことはあるまい。やばくなったらちゃんと逃げるつもりだし、俺は割りと口先だけの話だけどな!
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