【特集】古い歴史と長閑な?住宅街〈常縁寺〉
星光
目次
【特集】歴史ある長閑な住宅街……?〈常縁寺〉
文責/日比野 晶
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【特集】歴史ある長閑な住宅街……?〈常縁寺〉
星光学研都市線の〈常縁寺〉は、星都大学の広河原から北に3駅。30年ほど前に学研都市線が通るまでは、水田の広がる田園地帯だったそうです。鉄道と道路の整備が進むと共に、光岡の中心部にも臨港地区にもアクセスしやすい立地が好まれ一気に宅地化が進みました。
現在の常縁寺は、駅近辺に建つ十数棟の大型マンションとその周辺に建ち並ぶ数多くの一戸建て住宅、その合間に元のからの住民が住む旧集落が散在するベッドタウンになっています。市や大規模な開発業者が一気に造成したワケではないので、整然と区画が並んでいる場所ばかりではなく、生活道路が複雑に絡みあっているような場所もあり、長年住んでいる地元民でも意外な抜け道を発見することも。
地域自体の歴史は古く、絹川沿いのこの地域に水田が開かれたのは古墳時代に遡ると言われています。南志塚古墳をはじめ当時の首長のものと思われる墳墓が数基確認されています。大きな権力を持っていたらしく 現在〈鵜ノ原池公園〉として整備されている周囲2㎞に及ぶ池も当時の首長が作らせた溜池だったと伝わっています。
昔から続く歴史と新興の住宅街が渾然一体となった地域で、食品スーパーやクリニックなど生活に根差したお店だけでなく、カフェやケーキショップ、輸入雑貨のセレクトショップなども増えてきて
ところが常縁寺には、もう1つの顔が……。
それは怪談話。古くからの地域だけでなく新興住宅の並ぶ界隈でも「幽霊を見た」というような話をよく聞きます。筆者はこの地域で生まれ育ったので、そんなものだと思っていたのですが、中学校に入って他の地域出身の人と話すようになって、常縁寺の〈怪談スポット〉の多さは、もしかして異常かも?って思うようになりました。
因みに最近、常縁寺で話題になったのは『顔の焼け爛れた赤い口紅の女が煙のように消えた』というもの。
場所は、スイーツパラダイスで取り上げるケーキ店のすぐ傍だそうですが……。
◎常縁寺
星光学研都市線『常縁寺』駅下車。
文責/日比野 晶
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