■■第2回カクヨム短歌・俳句コンテスト考察②■■
前話は個人的な話で、今回は俳句部門全体の考察です。
まずカクヨム100選。入賞せずともコメントが貰えるサービス。
ネトコンになりますが、感想サービスがあります。それに選ばれ感想を書かれることと、選考には関係ないとされています。しかし、小説タイトルやあらすじで読んで貰う。だから早いタイミングで感想が貰えれば、一先ずは合格かなと思っています。
だからカクヨム100選にも、俳句自体はダメでもネタや発想が評価されないかなと期待しました。隙間時間を利用して俳句をやっていると、自身が成長しているか・今のアプローチが正しいのかが分からない。そんな悩みがあります。
【応募数】
一首部門:5102首
二十首部門:423作
一句部門:2984句
二十句部門:178作
俳句よりも短歌の方が、応募数は多く人気はありますが、それでも俳句一句部門には約3千の応募があります。そして、総評には選考の経過も書かれていました。
【一句部門(2984句)の内訳】
大賞1句、佳作4句、最終候補25句(大賞・佳作以外の20句はカクヨム100選)、予選通過60句。
最初の予選通過だけで、一気に2%までに絞り込まれ、結果発表で句が掲載される最終候補25句に至っては、1%以下の狭き門。
一句部門のカクヨム100選は、最終候補の20句と、その他の選句で20句の合計40句。それでも全体の1.3%の狭き門です。
選考とは別でカクヨム100選が選ばれるのかと思っていましたが、対象となったのは20句のみです。
カクヨム100選については、最終候補に残った20句と、それ以外に分かれますが、恐らく選者の枠は20句と決まっている気がします。一首部門も、選者のコメント付きは20首でした。
残りのカクヨム100選はゲスト俳人コメントで、特質するのは文法の直し(口語と文語の混ざった句はNG)があったこと。これは恐らくゲスト俳人ではなく運営選出の句ではないでしょうか?
運営ウケを狙った句も考えたのですが、カクヨム100選を狙うのであれば、運営が選出する句はさらに狭き門となってしまう。
またコンテスト選考には、複数句が選考に残るユーザーはいませんでしたが、カクヨム100選では複数句が選ばれていユーザーがいました。その点からも、複数の方で選考していると思われます。
前話では、攻めた句やチャレンジした句が評価されたと書きましたが、あくまでも俳句自体は有季定型。
カクヨム100選40句で、無季の句は6句。字余り・字足らずは3句のみで、完全に俳句の型として破綻しているのは私の句のみ。
ぶっ飛んでも良いのはネタだけで、第一回のコンテストもほぼ有季定型だったと思います。
基本型を守りつつ、ぶっ飛んだ発想を組み込むのはロジック的な考え方かもしれません。
結果報告のXのポスト。今回の選者である堀田季何先生から、いいねを貰ってしまった。まさか、こんな事があるなんてと驚くばかり!
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