俳句119:水を待つ熱きホースは西日かな

水を待つ熱きホースは西日かな

みずをまつあつきほーすはにしびかな


季語:西日



 西日とはいえ、まだまだ陽射しは熱くて痛い。そんな中での、庭の植栽への水撒き。

 太陽の位置が変わり、ホースリールには西日が当たっている。熱くなったホースも、中に残る水も熱くなっている。手に持つことさえ不快なのに、もちろん配管の中の水もお湯となっている。

 早く水撒きを済ませて、家の中へと戻りたいが、水は中々冷たくなってくれない。


 陽射しやビニールホース・金属に水と、質感の違う熱さを意識してみた句。

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