俳句105:小さき灯はコンビニ跡よ天の川

小さき灯はコンビニ跡よ天の川

ちさきはひはこんびにあとよあまのがわ


季語:天の川



 NHK俳句に投句したもの。


 家のすぐ傍にあるローカルのコンビニ。24時間営業で、利用する客もそれなりに多い。ただ、それは近くにライバル店が居ないだけだった。

 大挙として押し寄せてくる、大手のコンビニ。エリア内に、幾つものコンビニがオープンすれば、自然と客足は遠退き閉店に追い込まれる。


 地方のローカルコンビニでも、潰れてしまえば大きく環境が変わる。店の明かりだけでなく、車のヘッドライトの明かりも無くなり、寂しく街灯の明かりだけが灯っている。


 私達が天の川を見ているように、この灯りをみている者はいるのだろうか?

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