完結は一週間と日記買ふ

かんけつはいっしゅうかんとにっきかふ

季語：日記買ふ

　「未完作今年も放置日記買ふ」を推敲した句。

　三日で終われば、三日坊主といわれる。しかし、一週間ならば？　最初から目標が一週間ならば、一週間で終わったとしても、見事にやり遂げたことになる。十日続けば想定以上に努力した。

　ましてや、残りの余白を無駄にしない為の使い方まで決めてしまえば、柔軟な発想を褒めるべきではないか。

　幾つかの資格を取ろうと、参考書や問題集を買った。しかし今その参考書達は、家族から「名前の本」と呼ばれている。

　小説の登場人物の約半数は、参考書の定理や理論からきている。まさか参考書も、そんな使われ方をするとは思っていないだろう。

　今のところ、まだ元は取れていないが、いつかは「参考資料」と呼ばれる日が来るかもしれない。

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