俳句54:今日だけ仕舞う隠す手の指輪跡

今日だけ仕舞う隠す手の指輪跡


無季



 コンテストの一句部門に応募した句。初めて詠んだ無季の俳句。七五五で、七音と十音の組合せ。

 無季の句も一緒で、主役となる言葉と、ストーリーの組合せになるのかな? と悩んだ。

 主役は、外された指輪。それに対して「今日だけ」+「仕舞う」の組合せ。大切なものであると認識しているが、一日だけと限定しても疾しさがある。

 視点も、手のカットから指輪跡へとクローズアップすることを意識した。



 とはいっても、発想は手の浮腫。季節なのか、それとも年齢なのか? 結婚指輪を外すことに、抵抗がある。しかし、嫁はもう外してました……。



 

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