俳句37:潮風の溜まりし空のプールかな(タネ)

潮風の溜まりし空のプールかな


季語:プール



 私の通っていた小学校にはプールがありませんでした。全校生徒でも百人ほどの小さな学校で、海の近くにあります。

 夏休みには、海水浴場でキャンプや地引き網をした記憶があります。海だって、家から水着で歩いて行ける距離。だから、プール必要性は感じませんが、学校のカリキュラムとしては水泳があります。近くの学校のプールを借りての授業。それが、子供ながらに田舎者扱いされた気がして嫌でした。

 卒業して十年程が経ち、小学校にプールが出来ました。古い木造校舎に似合わない新しいプール。

 しかし、その数年後に小学校は統廃合により廃校となりました。まだまだ新しいが、もう誰も使わないプール。


※まだまだ見直す予定にしています。

 

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