俳句25:夏帽子騒ぐ釣り餌にソーセージ

夏帽子騒ぐ釣り餌にソーセージ


季語:夏帽子


 私の生まれた家の目の前には川が流れ、海までも100mほどの場所にありました。

 晴れている日は、釣竿一本さえあれば無限に遊べました。餌もイトミミズを探せばタダという記憶があるのですが、勝手にイトミミズと呼んでいただけかもしれません。


 ただ一番餌として多く使っていたのは、魚肉ソーセージです。父親から教わったのですが、これが一般的かは分かりません。父は齧りながら、釣りをしていました。


 個人的には「釣り」が特別な遊びではなく、ただの暇潰しでしたが、子供達にとってはゲームの影響もあり特別な遊びになっていました。

 しかし現実とは簡単なものではなく、釣り餌のイソメに大騒ぎ。そして登場したのが魚肉ソーセージでした。


 天候もあり成果は今一でしたが、釣竿を振ることに大満足の子供達でした。

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