俳句２４：孫とまた褪せし漫画にソーダ水

孫とまた褪せし漫画にソーダ水


季語：ソーダ水


　子供の頃によく親に連れていかれた喫茶店。多くの店が無くなってゆく中で、唯一残っている店でもあります。二十年以上経ちますが、喫茶店は今も変わらず残っていました。

　そして子供が生まれ親となり、親子３代で懐かしの喫茶店へ。ドアの向こうには、二十年前と変わらない光景。メニューだけでなく、棚に置かれた当時の最新であった漫画は、あの時と変わらず同じ並びで残っていました。

　褪せてしまった漫画が、あの時の記憶を鮮明に甦えらせます。私の子供にも、この喫茶店の思い出は残ってくれるのでしょうか？

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