俳句14(今と昔)

傘で折る

氷柱一本

帰り道



【日記】

 大雪になると、我が家のテラスやカーポートの屋根雪を落とさなければならない。

 今では危険な存在でしかない、軒下に出来た大きな氷柱。しかし、子供の時は氷柱を傘で折りながら学校から帰っていた思い出がある。幾つも連なって出来る氷柱を一本でも多く折ろうと競争になっていたが、今の子供達にはそこまでの情熱はない。

 危険なのは勿論だが、雪自体に触れて遊ぶよりも、もっと他に遊ぶものがある。だから、軒下に残った一本の氷柱。それを見て、ラッキーだと感じることはないだろう

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