第一章(幼少期)
第1話 生まれ変わりました
『…どこだ、ここ…?』
確か、俺はコンビニに行こうとして、トラックに轢かれる。女神(?)にチートスキル持って、前世の記憶を引き継いだまま異世界転生できるよって言われて、俺はそれを受け入れた。きっと転生したんだろう。
頭の中で、
『ステータスが見れるようになりました。念じてみてください』
念じると、頭の中でステータスが見えるようになった。
名無し Lv.???
スキル
他人の魔力を見れる
治療ができる
体力を上昇させる
運を強くする
この世界の魔法について何の知識もない俺でも分かる。生まれたばかりでこれはまさに「チート」だ。しかも 神祈 はカンストかよ。運は強いってことだな。この世界にチートスキル持って、記憶持ったまま転生できた俺も相当運がいいけど。
周りを見てみると、メイドらしき女性が5〜6人。異世界の貴族の家かもしれない。また、子供が男2人、女1人。俺の兄・姉だろうか。あとは…
「わしの子供が生まれたとは誠か!?」
と言いながら、走ってこの部屋に突進してくる白髪じいさん。今の発言からして父だな。っていうか、外国っぽいけど日本語なんだ。って、あれ?それなら母は…
と思った瞬間、俺は左から肩を捕まえる。ビビって左を向くと、若い外国人っぽい(日本人から見て)女性がいた。この人が、俺の母かな?
すると、さっきのじいさん(父)が、こう言った。
「[命名、リク・ラズール。ラズール家次男] 。で、いいんだよな?」
苗字は明らかに違うけど、名前は結構日本っぽいな。
「はい」
さっきの母らしき人物が言う。
「それでは、魔力測定を」
レベルのことかな?
「リク様の手を、この水晶にくっつけてください」
母らしき人が、言われた通りにする。
水晶に[50]という数字が出る。これが魔力だろうか。
「おお!」
「1000年に一度の天才児じゃ!」
よかった、チート能力で。しかし…
「な、なんだと…弟のくせに、今の俺を超えるだと…」
兄、リョウが言った。
「まあまあ」
姉、リンが言う。 でも、リョウは、きっとこのまま俺に敵対する。それなら、大歓迎だよ。こっちがチート能力でぶっ潰すから。
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