第一章(幼少期)

第1話 生まれ変わりました

『…どこだ、ここ…?』

確か、俺はコンビニに行こうとして、トラックに轢かれる。女神(?)にチートスキル持って、前世の記憶を引き継いだまま異世界転生できるよって言われて、俺はそれを受け入れた。きっと転生したんだろう。

頭の中で、

『ステータスが見れるようになりました。念じてみてください』

念じると、頭の中でステータスが見えるようになった。


名無し Lv.???

スキル

魔力視マジカルサイトLv.10

他人の魔力を見れる

治療メディカリティLv.10

治療ができる

体力上昇パワーボーナスLv.15

体力を上昇させる

神祈ゴッズプレイLv.1000(MAX)

運を強くする


この世界の魔法について何の知識もない俺でも分かる。生まれたばかりでこれはまさに「チート」だ。しかも 神祈 はカンストかよ。運は強いってことだな。この世界にチートスキル持って、記憶持ったまま転生できた俺も相当運がいいけど。

周りを見てみると、メイドらしき女性が5〜6人。異世界の貴族の家かもしれない。また、子供が男2人、女1人。俺の兄・姉だろうか。あとは…

「わしの子供が生まれたとは誠か!?」

と言いながら、走ってこの部屋に突進してくる白髪じいさん。今の発言からして父だな。っていうか、外国っぽいけど日本語なんだ。って、あれ?それなら母は…

と思った瞬間、俺は左から肩を捕まえる。ビビって左を向くと、若い外国人っぽい(日本人から見て)女性がいた。この人が、俺の母かな?

すると、さっきのじいさん(父)が、こう言った。

「[命名、リク・ラズール。ラズール家次男] 。で、いいんだよな?」

苗字は明らかに違うけど、名前は結構日本っぽいな。

「はい」

さっきの母らしき人物が言う。

「それでは、魔力測定を」

 レベルのことかな?

「リク様の手を、この水晶にくっつけてください」

母らしき人が、言われた通りにする。

水晶に[50]という数字が出る。これが魔力だろうか。

「おお!」

「1000年に一度の天才児じゃ!」

よかった、チート能力で。しかし…

「な、なんだと…弟のくせに、今の俺を超えるだと…」

兄、リョウが言った。

「まあまあ」

姉、リンが言う。 でも、リョウは、きっとこのまま俺に敵対する。それなら、大歓迎だよ。こっちがチート能力でぶっ潰すから。

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