第7話「同線戒律」
猛き旋律を覚えたのは
いつであろうか
このいささか博愛主義なる
外交世界
全てを飲み干さんとする
戒律もといあれこれ
ああ、実直に申すが
世界の黎明に
婚礼を唄うならば
それははなむけにもならぬ
饒舌なる会心と雄弁なる策士だろうか
例外はない
生きる以上
通りを知らねばいけない
で、なければ
帰り道を失い
路頭に迷うだろう
冷めた酒で
何をくべる
何を癒す
そうだろうか
本当にそうだろうか
この世界にある
すべての真実には
裏側があり
たとえ酒任せに
根絶した痛みを
拾い上げて
酔いしれるのも
また豪の至りではないか
礼節なる
民、そして民衆と大衆よ
祖語はない
問うがいい
いったい何を守っている
その生き方に
道は開かれているか
問うがいい
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