おかあさん へ

鷹鷺鴛鴦

おかあさん へ


おかあさん

ぼくを うんで まだじんせいを

そんをした と おもってるでしょ


おかあさん は みえっぱりが すぎた

ごたいまんぞくで けんこうなこどもが

ほしかったのだろうね

ぼくのようなこを うんでしまって

そうとうに がっかりしたみたいだね


なんらかの さいのうがあって たにんに

じまんできるこどもにならなくて

ごめんなさい

しかし あなたは わたしの じここうていかんを

てっていてきに こわしてそだてました


ぼくを うんだだけで そんなこと を

するけんり は あなたには ない と おもうよ


ぼくが こんなになって

だからあんたは だめなのよ と

まだ いいますか


おかあさん には

はやく しんでほしい

ぼくは おかあさん が きらいだ

そうおもわれても しかたがないことを

あんたは した

なんなら ころしてあげようか

なんなら ころしたい


おもうだけなら ぼくは むざいだ

じっさいに しても ほうりつはともかく

ぼくは ぼくを むざいにする



  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

おかあさん へ 鷹鷺鴛鴦 @wrathbird

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る